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情報コミュニケーション
学部

韓国での合同海外実習の実施について (情報コミュニケーション学部 鈴木健人ゼミナール・横田貴之ゼミナール)

2026年09月14日
明治大学 情報コミュニケーション学部

 情報コミュニケーション学部の鈴木健人ゼミナールと横田貴之ゼミナールは、国際政治や比較政治の視点から外交・安全保障や国際問題に関する研究をそれぞれ行っています。2026925日、東アジアに残存する冷戦構造の実態を考察するために、韓国・ソウル市を中心に海外実習を行いました。両ゼミから教員2名、4年生4人、3年生9人が参加し、晩夏の韓国で現地実習を実施しました。

 

 本実習の主な目的は、韓国と北朝鮮の間に設けられた非武装地帯(DMZ)を視察することでした。このDMZ1953年の朝鮮戦争休戦協定によって北緯38度線付近の軍事境界線から南北にそれぞれ2km(計4km)の幅で設置されました。私たちが訪れたのは韓国側の民間人出入統制区域内に建設された愛妓峰(エギボン)平和エコパークで、祖江(漢江河口部)を挟んで1.4km先に北朝鮮を一望することができました。展望台の望遠鏡からは、対岸に北朝鮮の人々が農作業に勤しむ姿を見ることもできました。私たちは普段ニュースなどを通じて北朝鮮に関する知識を得ていますが、北朝鮮の一端を実際に自分たちの目で見ることができたのは貴重な体験でした。また、愛妓峰展望台では軍事施設の1階にスターバックスが併設されており、スターバックスのドリンクを片手に北朝鮮を眺めるという刺激的な経験もしました。同時に、スターバックスに象徴される資本主義と北朝鮮の村落で実践されている社会主義がわずかな距離で対峙する朝鮮半島の現実から、東アジアにおける冷戦構造の残存を実感しました。

 

韓国の重要な政治スポットを訪問することも本実習の目的の1つでした。民主化運動や抗議活動の中心地であった光化門広場、景福宮、青瓦台などを見学しました。また、各学生の関心に応じた自由行動の時間を設け、それぞれの研究調査を進めました。今回の実習に先立ち、両ゼミでは北朝鮮や韓国の政治状況について事前学習をしました。そのため、自分たちで実際に見聞する現地の実態は必ずしも日本で得た知識と同じではないということを経験できました。

 

 猛烈な残暑の中、参加学生は巨大な液晶画面に飾られたビル群と景福宮など歴史的建造物の間を歩き回り、買い物や食事を楽しむことを通じて、それぞれが鮮烈な異文化体験をしました。自分自身の歩みや見聞によって現地を学ぶことがまさに海外実習の醍醐味でした。両ゼミ合同による海外実習は初めての試みでしたが、それぞれの知識を発揮することで新たな知見を獲得することができました。

鈴木健人ゼミナール

横田貴之ゼミナール

愛妓峰展望台にて北朝鮮を背景に愛妓峰展望台にて北朝鮮を背景に

愛妓峰展望台内のスターバックス愛妓峰展望台内のスターバックス

景福宮の光化門前にて景福宮の光化門前にて

光化門広場の世宗大王像の前にて光化門広場の世宗大王像の前にて

東大門のDOOTA MALL前にて東大門のDOOTA MALL前にて