Go Forward

国際日本学部

国際日本学部の3ゼミが異文化間教育学会で研究発表をしました

2019年06月20日
明治大学

2019年6月9日(日)に明治大学中野キャンパスで実施された異文化間教育学会第40回大会の2日目に、関東圏の7大学から10ゼミ(合計45名)が参加する学部生交流会で、国際日本学部の学生が研究活動をポスター形式で発表をしました。以下、学部生交流会にて、国際日本学部で取り組む研究を発表した学生たちの感想です。

<佐藤(郡衛)クラス>
報告:榎本温子、門脇朱理、渡邉夏美、池田麻衣子

 私たちは、高校における外国人生徒の教育に興味を持ち、ネットで調べるだけでなく、実際に都立高校へ訪問しお話を伺ってきました。先生へのインタビューを通して、外国人生徒への教育マニュアルがない、先生全員で外国人に対する教育について話し合う機会がない、国語・社会以外で取り出し授業が行われていないなど多くの課題を発見し、そのことについて異文化間教育学会全国大会で発表しました。私たちで事前に考えた解決策に対し、質疑応答の際に様々な意見をいただき、新たな課題を見つけることができました。
 この学会には7大学10グループが参加し、やさしい日本語による教育やテクノロジーを利用した教育など、異文化間教育に関する発表が行なわれました。普段、他大学と交流する機会はほとんどないですが、この学会で他大学のゼミや授業でどのような学習が行われているか知ることができ、とても良い経験になりました。

<山脇ゼミ>
報告:三田部広夢さん(国際日本学部4年生)

 終始和気あいあいとした雰囲気の交流会でした。アイスブレイクから始まり、他大学の方々と昼食を交えながらお互いのゼミの雰囲気や活動内容を聞き情報交換をすることで距離を縮めることができました。
 ポスター発表では、他ゼミの異なった視点からの多文化共生への取り組みに触れました。一つのテーマに対してゼミ全体で取り組んでいるところもあれば、各々が異なったトピックから多文化共生にアプローチして研究を進めているところもあり非常に興味深かったです。
 自分たちのポスター発表では、山脇ゼミの年間活動内容から特にユニークなものをピックアップして紹介しました。なかでも、海外研修とやさしい日本語ツアーへの関心が高かった印象を受けました。実際の教員の方もお越しだったので、日本人学生が留学生に対してどういった歩み寄りを意識的にするべきかといった点で非常に興味をお持ちでした。
 とても貴重な経験だったので、今後もこのような機会があったらまた参加してみたいです。

<岸ゼミ>
報告:柴田亘・佐藤大輔・三輪田奈月・豊浦春佳(国際日本学部3年生)・OBIE(交換留学生)

 岸ゼミから5名が学生交流会に参加し、それぞれが取り組むプロジェクト型研究活動について発表しました。岸ゼミでは「ALL STAR PROJECT(誰もがそれぞれの多様な才能を発揮しスターになれる学習環境(場)のデザイン)をテーマとし、英語教育、ICTを活用した異文化間共修、ミュージカル映像制作、食を通した多文化交流、インプロなどの研究活動に取り組み、それらを発表しました。自分たちの活動と、それを通して達成したい目標を共有する中で、自分たちがこれから取り組むに至っての責任感、また実現するための決意を固めることができました。
 また、他大学の同年代の学生の取り組みを聞き、視野が広がり、今後の自分たちの活動に参考にしたいと思いました。それぞれの発表から異文化理解教育への様々なアプローチを知ることができました。発表方法やポスターのデザインなど、各ゼミのカラーも違い、異文化交流そのものも体感でき、貴重な経験ができました。