国際日本学部の山脇ゼミ(多文化共生論)は、今年も中野区教育委員会主催の生涯学習プログラム「なかの生涯学習大学」の受講生の皆さんと、6月12日と6月26日に中野キャンパスのプレゼンスペースで合同ゼミを開きました。今年で4回目の合同ゼミとなります。
「なかの生涯学習大学」は、中野区在住の55歳以上の方を対象に、現代社会の課題について学習する取り組みです。今回も昨年同様「なかの生涯学習大学」の多文化共生をテーマにするグループが、地域における多文化共生を進めるための立案を山脇ゼミの学生と考えました。なかの生涯学習大学、山脇ゼミからそれぞれ約20名が参加しました。
6月12日には、両ゼミ混合で小グループを作り、中野の多文化共生の現状、評価できる点、問題点、さらにそれらの解決法を考えました。日本語の標識への懸念やゴミ出し問題、さらにボランティア活動の実施まで様々な意見が出ました。
6月26日には、一回目に考えた解決法や提案を、より具体的に実行に移すにはどうすればよいかを各グループごとに考えました。駅案内の多言語化、料理を通じた文化交流など、中野の多文化共生を進めるにあたって魅力的なものばかりでした。お互いの活動に協力しあうことで、さらに学生と地域の方々との親睦を深められると感じました。
世代を超えてお互いに意見を交わし合うことで、様々な観点から、中野区で暮らしている外国人の現状やそれぞれが多文化共生に関して考えていることを共有することができました。今年も大変貴重な時間を過ごすことができたと思います。
(国際日本学部3年 小林雄大)