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国際日本学部

ダイバーシティ都市・中野をめざしたラウンドテーブルが開かれました

2019年11月29日
明治大学 中野教務事務室

今年度から3年間、文部科学省の科学研究費助成事業として国際日本学部で進める「地域のダイバーシティ推進に関する現場生成型研究」(代表研究者・横田雅弘教授、共同研究者・佐藤郡衛特任教授、山脇啓造教授、岸磨貴子准教授)の一環で、中野区におけるダイバーシティ&インクルージョンをテーマにしたまちづくりのプロジェクトである中野ダイバーシティ・プラットフォーム(NDP)が始まり、中野区で活動するダイバーシティ&インクルージョン関係者と国際日本学部の教員と学生あわせて約50名が、11月24日午後に中野キャンパス・プレゼンスペースに集まりました。障害、LGBT、多文化共生等多様な分野の関係者が集まり、中野区役所からも酒井直人区長他、関係課の課長や係長が参加しました。

ラウンドテーブルは、13時から17時まで、3部構成で行われました。第1部で、横田教授からNDP構想の全体像が紹介された後、第2部で、ワールドカフェ(カフェのようにリラックスした雰囲気の中で、小グループに分かれ、何回かグループのメンバーを交換しながら、意見交換する会議)が開かれ、中野をダイバーシティ豊かなまちにするためにはどうしたらよいか、話し合いました。各テーブルにはグラフィックレコーダーが配置され、グループの意見を模造紙に書き込みました。第3部では、新たに小グループに分かれ、電通ダイバーシティラボの伊藤義博代表がモデレーターを務める中、中野のまちの課題について、衣食住遊など分野ごとに意見を出し合いました。

ラウンドテーブルの総合司会と第2部のグラフィックレコーダー、第3部の各グループのファシリテーターは、国際日本学部の学生が務めました。以下、参加学生の感想です。

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ダイバーシティ都市・中野をつくるための第一歩として開かれた、今回のNDPラウンドテーブル。私たち学生はファシリテーターとして、総合司会として、サポーターとして参加させていただきました。

まず感じたのは、この会自体がとてもダイバーシティな空間だということです。様々な個性やバックグラウンドを持った人々が、中野キャンパスに集まり語り合いました。もちろん意見も様々で、話し合いをファシリテートすることは簡単ではありませんでしたが、ひとつ全員で共有していたのは「中野をより良い街にしたい!」という強い想いでした。

参加者全員で、こんな中野になったらいいなと未来を描き、その未来を実現するにはどんな問題や課題があるのかを洗い出しました。今回のように、普段関わる機会のない人同士が、お互いに耳を傾けたり、自分の気持ちを伝えたりする場をつくること自体がダイバーシティ都市・中野へ近づく重要なステップだと感じました。問題も課題も大から小までたくさん出てきましたが、それらはきっと未来を創る鍵になるはずです。

私たちも中野ダイバーシティ・プラットフォームの一員として、これからもこの活動に関わっていきたいと思いました。学生だからこそ出来ること、未知だからこそ力になれることを見つけて、積極的に貢献していくことが、私たち学生チームの目標です!
3年 松木響子・小嶋春香・豊浦春佳・金亨周
2年 山藤優花・野池真帆・田知殷