Go Forward

国際日本学部

野村ホールディングス、ANA、JR東日本とコラボした社会連携科目「ポスト東京2020大会の社会づくり」が終わりました

2020年01月28日
明治大学

野村ホールディングスへの学生のプレゼン野村ホールディングスへの学生のプレゼン

ANAへの学生のプレゼンANAへの学生のプレゼン

JR東日本へのプレゼンJR東日本へのプレゼン

東京オリンピック・パラリンピック大会のスポンサー企業である野村ホールディングス、全日本空輸(ANA)、東日本旅客鉄道(JR東日本)の3社及びダイバーシティ研究所にご協力いただいた社会連携科目「ポスト東京2020大会の社会づくりーダイバーシティの観点からレガシーを考える」が、国際日本学部において今年度秋学期に開講され、1年生から3年生まであわせて26名が受講しました。

講座の前半では、ダイバーシティに関する基本的な理解を深めた後、野村ホールディングスは高橋智彦東京2020オリンピック・パラリンピック推進室長、ANAは宇佐美香苗ダイバーシティ&インクルージョン推進室長、JR東日本は最明仁常務執行役員に、東京2020大会のレガシーについて、ダイバーシティの観点を中心にご講義いただきました。

講義の後半には受講生が6班に分かれたグループワークが続き、3社の講師及び若手社員からの助言をいただきながら、12月に3社が提示した課題に対する受講生のプレゼンが行われました。今回のようなスタイルで受講生が企業に対してプレゼンを行う講座は初めての試みで、どんな授業になるか手探りでしたが、いくつかユニークな提案が出されました。その中には、機内安全ビデオの公募を提案し、実際に制作する興味深い試みもありました。6班のプレゼン・タイトルは以下のとおりです。

1班「JR東日本×TOKYO2020」
2班「ANA~すべての人にやさしい空~」
3班「LINE証券~証券を使って未来をつかめ!!~」
4班「乗客コミュニケーション促進でJR東日本の持続的成長へ」:
5班「野村ホールディングス~LINE証券で残すソフト面でのレガシー~」
6班「やさしい空への滑走路」

前回1964年の東京大会は、新幹線、高速道路などのハードのレガシーが、その後の日本の発展につながりましたが、今回は「多様性と調和」を基本コンセプトに掲げているように、ソフトのレガシーとして、市民の意識を変えるものが求められています。そのことを学生たちは的確に理解し、企業の果たすべき役割についてプレゼンを行いました。ご協力いただいた3社の皆様、そして3社をご紹介いただき、学生のプレゼンに鋭いコメントをいただいたダイバーシティ研究所の井上洋参与に心から感謝いたします。
(国際日本学部教授 山脇啓造)