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国際日本学部

新入学の留学生向けにバーチャル談話室を開催しました!

2020年05月18日
明治大学 中野教務事務室

図1:バーチャル談話室チラシ図1:バーチャル談話室チラシ

図2:参加者が今どこにいるか、地図上にスタンプを押してもらいました図2:参加者が今どこにいるか、地図上にスタンプを押してもらいました

図3:最後に、参加者の皆さんに感想を書いてもらいました図3:最後に、参加者の皆さんに感想を書いてもらいました

 5月15日(金)に、テレビ会議システムを利用して、留学生1年生を対象とした「バーチャル談話室」を開催しました(図1)。このバーチャル談話室は、新入生の留学生が大学生活や学業について現在抱えている不安や疑問を、先輩や教職員に相談できる場を提供する目的で、大学院留学生と共に企画、実施したものです。

当日は、「先輩」として留学生2年生、小森ゼミ4年生、院生の有志、教職員(小森和子教授,柳澤絵美准教授,中野教務事務室職員) も参加し、合計21名で、以下のような流れで、交流を進めていきました。

➀15:30-15:35 はじめに
      ・バーチャル談話室の趣旨とスケジュールの説明
②15:35-14:45アイスブレイク
      ・みんなは「今」どこに?
      ・今の気持ちは?
③15:45-16:20 先輩に聞いてみよう!(ブレイクアウトセッション)
      ・「中国語」「韓国語「日本語」のセッションに分かれて、情報共有や各種相談を実施
④16:20-16:30 ふりかえり
      ・紙やホワイトボード、チャットなどに感想を書く
      ・終わりのことば

 まず、➀「はじめに」で,簡単に趣旨説明を行った後,②「アイスブレイク」では、参加者同士がお互いの状況を知る目的で、今の居場所を地図上で示してもらい(図2)、また、今の気持ちをチャットに書いてもらいました。「ワクワクします」、「ちょっと緊張しています」、「みなさんと話せるのが楽しみです」といった声が聞かれました。
 ③「先輩に聞いてみよう!」では、オンラインで、「中国語」、「韓国語」、「日本語」の3言語のグループ(ブレイクアウトセッション)に分かれて、新入生の留学生と「先輩」が母語でフリートークを行いました。フリートークでは、日常生活、時間割、奨学金、家賃など、様々なトピックについての質問や相談があがり、「先輩」や事務職員からアドバイスや情報提供がなされました。
④「ふりかえり」では、参加者から感想を募りました(図3)。「开心(楽しかった)」、「만나서 반가웠어요(会えてよかった)」、「It was really good time!」、「早くキャンパスで会いたいです」といった声が聞かれ、日本語だけでなく、中国語、韓国語、英語が飛び交う国日らしい時間となりました。また、新入生の参加者からは「次回がありますか?」という質問もあり、このような情報共有の場が今後も設けられることへの期待が感じられました。

 今回のバーチャル談話室では、新入生に対して情報提供や問題解決の場が提供できたことに加え、新入生をサポートしてくれる先輩学生同士のネットワーク形成ができ、次回に向けた地盤固めができたことも成果の一つです。さらに、対面での学生支援や交流の場の提供が難しい今学期においては、定期的にこのようなイベントを開催し、学生の不安を解消していくことが重要であることも再認識できました。
今回のイベントで得られた知見やネットワークを活かして、今後も関係各所の協力を得ながら、留学生の支援体制を整えるとともに、必要に応じたサポートやイベントの開催を計画・実施していきたいと思います。

     文責:国際日本学部特任講師 安高紀子