Go Forward

国際日本学部

株式会社MATCHAとコラボした社会連携科目「インバウンド観光の最前線」をオンラインで開講

2020年06月19日
明治大学 中野教務事務室

青木優代表取締役青木優代表取締役

2018年度に設置された社会連携科目「インバウンド観光の最前線—メディアを中心として」が、今年は初めてオンラインで開講されました。国際日本学部と株式会社MATCHAの連携により実現した科目で、同社の青木優MATCHA代表取締役を含めた幹部社員による講義が行われました。コーディネーターは、佐藤郁専任講師(ツーリズム・マネジメント)と山脇啓造教授(多文化共生論)が務めました。

6月17日の最終回には、青木社長にご参加いただき、7つに分かれた受講生のグループの「世界に発信したい日本の魅力」に関するプレゼン(各5分)に対して、コメントをしていただきました。受講生が取り上げたテーマは、ご飯とご飯のお供、ランドセル、レトルト食品、キャラ弁、ワンコインカフェ、外飲み、防災スイーツと多種多様でした。

青木社長は、国際日本学部1期生でもあり、後輩たちが提案した企画に対して、実現するためにはどんなデータが必要か、どのような企業にアプローチすべきか等、アイディアをアイディアで終わらせないように、時に優しく、時に厳しくアドバイスしていただきました。日本のレトルト食品をヨーロッパにアピールする企画が1位に選ばれました。2位には、ご飯とご飯のお供をオンラインで販売し、その魅力をアジア圏の人々に伝える企画と、アウトドアでの安くて楽しい飲酒体験の企画が選ばれました。

以下、受講生のコメントです。

「この授業を通してより実践的な観光業界におけるマーケティングや編集など様々なことを知り、自分の将来について具体的に考えることができました。」

「各講義で新しい考え方や自分にとって刺激になる言葉がたくさんあり、とても有意義な授業でした。青木さんをはじめとするMATCHAの方々の熱量、先生方の柔らかい雰囲気、そして一緒に参加していた学生たちのとても意欲的な姿勢が好きでした。」

「今回のプレゼン発表は、とても楽しくどれも革新的なアイディアばかりでした。この授業を通して、インバウンドについてだけでなくこれからの日本を盛り上げていくために何が重要かをよく考えさせられました。」

「プレゼンでは、ニーズを見つけ出すところから企画まで、他の授業では経験できない、価値のあるものを得られました。」

「日本の魅力を伝えるプレゼンは経験があったのですが、このように実現可能性に向けてターゲット設計や戦略を考えたことはなかったので、貴重な経験でした。」

「どの班の発表もレベルが高く、聞いていて楽しかったです。青木さんのフィードバックによって、それぞれのプロジェクトが授業の域を飛び越えて、実際のビジネスに結びついていく様を見ることで、沢山の刺激を受けました。」

本科目の各回のテーマは以下のとおりです。

第1回 イントロダクション:MATCHAの創業とインバウンド事業
第2回 自治体や企業との連携
第3回 海外に響く情報発信の仕方
第4回 ダイバーシティ社会における組織論
第5回 グループワーク(プレゼン準備)
第6回 受講生によるプレゼン(世界に発信したい日本の魅力)