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国際日本学部佐藤ゼミの学生が「旅行イノベーションコンペ2020:大学生の旅の新常識〜アフターコロナの未来へフライングせよ!」をオンラインで行いました







(オンラインコンペの様子:多くの卒業生に参加していただきました!)

佐藤ゼミでは「大学生の旅の新常識〜アフターコロナの未来へフライングせよ!」と題して、アフターコロナの社会の旅を企画・提案するサブゼミを立ち上げ、3ヶ月近くにわたり活動してきました。そして、このプロジェクトの成果発表を兼ねて8月2日(日)にオンラインで「旅行イノベーションコンペ2020」を開催しました。

このコンペは、学生が3つのチームに分かれて、2030年の未来を見据えた新たな旅のスタイルを提案するものです。当日は、社会人OBOGと4年生を審査員として招待する形で行いました。多くの国際日本学部の卒業生たちが後輩たちの熱い想いに応え、「少しでも後輩たちの力になれれば」「みんなで観光・旅行業界を盛り上げたい」と、海外や国内遠方からの参加者も含め総勢70名近くが一堂に会して動画プレゼンテーション、ディスカッション及び審査を行い、その後オンラインで世代を超えた交流会を開きました。

厳正な審査の結果、3つの企画から「「2030年の大学生はJAIKUCARで旅をする!ポチッとサクッと旅しよう」が最優秀企画に選出されました。(各企画の詳細は下記参照ください)

オンラインコンペに参加した卒業生からは、「長い時間やっていたのにあっという間で楽しかった!」「リモートだけでもここまで出来るのかと新しい時代の可能性を感じた」「発表のクオリティが高くてびっくりした」「旅行業界でも新たな旅のカタチを模索している中、大学生のフレッシュなアイディアはとても刺激になった」との声をもらい、世代を超えた交流を続けていこう!と絆を強くした時間となりました。

コンペで提案された3つの企画タイトル・概要

(1)「2030年の大学生はJAIKUCARで旅をする!ポチッとサクッと旅しよう」:



オンラインで作成したプレゼンテーション動画の一部です

JAIKUCAR(じゃ、行くか!)は専用アプリとEV自動運転車が連動した旅専用レンタカーです。「いつでも、どこでも、いますぐに」をコンセプトとし、大学生特有の「じゃ、行くか!」な旅を実現します。アプリでポチッとEV自動運転車JAIKUCARを呼び出し、QRコードで車のロックを解除してサクッと移動開始。免許なしでも気軽に楽しめ、好きな場所で乗り捨てできます。さらにJAIKUCARには地域分散、地域住民との交流に特化したプランを搭載することで地方活性化に貢献。リアルな体験+テクノロジー、そしてSDGsの達成を目指す2030年を見据え、持続可能な観光の実現を目指します。
(2)「未知の旅ゲーム(ミチタビ)〜Into the Unknown with Your Friends〜」:





オンラインで作成したプレゼンテーション動画の一部です

「ミチタビ」は、ランダムに指定される目的地へ赴き、2泊3日でその土地ならではのミッションに挑戦してもらう、ゲーム感覚で楽しめる旅専用アプリです。アプリで申込を済ませたら、「未知との遭遇チケット」(期間内エリア乗り放題チケット)と「思い出センサー」(2030年に実現が期待される、人間の五感や脳がインターネットと連動するサービスを、リアルな思い出を残せるセンサーとして使用)という2つの旅のキーアイテムを手に、仲間と共にミッションをクリアしていきます。「ミチタビ」は、未来のテクノロジー、大学生のエネルギー、日本各地の魅力・そこに住む人々との交流で生み出される笑顔と活力で、2030年の未来の日本を元気にします。
(3)「イキタダ!〜一歩を踏み出せ学生よ〜」:





オンラインで作成したプレゼンテーション動画の一部です

イキタダ!は交通機関の空席を埋めたい旅客運送会社と、一人旅に行きたい学生をマッチングさせることで、一人旅の最初の一歩を応援する新しい旅のアプリです。多くの大学生が一人旅をしたいけれど一歩が踏み出せない、一度一人旅を体験すると将来リピーターになる、というアンケート結果をもとに、空席のある行きの片道チケットをタダにし「若いうちに一人旅に行かなきゃ損!」という旅のきっかけを作ります。2030年には技術革新により交通手段やライフスタイルが今以上に多様化し、従来の交通機関の空席が増加することを見据えながら、将来の若者の旅行需要の維持・拡大を目指す、大学生にも旅行業界にもメリットのある企画です。

参加学生のコメント

●正直まだ一度も会ったことのないメンバーと1つのものを創り上げることができるのか、前例のないオンラインでのやりとりに不安やもどかしさを感じることも多々ありました。時には数時間zoomと睨めっこし続け、気づけば皆してお昼ご飯を食べ損ねていた・・なんてこともありました。その試行錯誤の中で「ネガティブな情が渦巻く現状に何か変化を起こしたい!」という全員の熱い想いが、私たちを団結させてくれました。
●準備期間中、チームメンバーに一度も直接会うことができなかったのはとても残念でしたが、zoom越しでもチームの絆を感じることができました。企画内容を詰めていくごとに迷走して時間が足りず、毎週正規ゼミの後に2時間以上話し合いを重ねました。コロナという予想もしなかった出来事で生活は一変してしまいましたが、私たちはこの変化をプラスの力に変え、今後の明るい未来における観光と日本社会を、溢れる想像力で創造し続けたいと思います!
●私たちは2030年の未来を予想する中で、テクノロジーの進化とライフルスタイルの変化に伴って、どのような旅の新常識を生み出したいのか、長い時間をかけて沢山悩みました。この企画に辿り着くまでにボツになった企画は数知れず・・良いと思った案も考えすぎて白紙に戻るなど様々な事件を経て、全員がこれだ!!と思える企画にようやく辿り着きました。旅行前のようなワクワク感を伝えたい!とチームで作り上げた動画のクオリティも自信をもって楽しんでいただけるものになったと思います。

佐藤ゼミでは引き続き、この状況で今できることを前向きに考えながら新たな活動にチャレンジし、世代や地域を超えた新しい交流を創り出していきます。

コンペ開催案内の冒頭メッセージ(開催への想い)の一部
佐藤ゼミOBOGの皆さん、関係者の皆さま
こんにちは!明治大学国際日本学部佐藤ゼミナール8期生です。
新型コロナウィルスで大変な時期ではございますが、いかがお過ごしでしょうか。

コロナウィルスの拡大により、生活スタイルが大きく変化した方も多いと思います。私たち佐藤ゼミ8期生も、ゼミを含む全ての授業がオンラインへの移行を余儀なくされ、今までとは異なる形で学業を継続しています。他にも影響は大きく、毎年課外活動として参加していた日本旅行業協会のコンテストの中止、ゼミフィールドワークなども困難な状況となり、前例のない試練に直面しています。

しかし、私たち佐藤ゼミは逆境でも楽しむ心を忘れず、持ち前のバイタリティとポジティブマインドを胸に、日々活動に励んでいます。今までとは異なる環境の中で新しい発見も沢山あり、「非日常」から気づかされることも多くありました。時代の転換期を迎えた今、これからの旅のあり方も変わりつつあると思います。私たちはその「変化」を前向きなものと捉え、今できることに精一杯取り組むことにしました。

そこで私たちは、決してネガティブになることなく、「こんな時だからこそ明るく観光を盛り上げたい!」「今だからこそできる新しい可能性を観光は秘めているのでは?」という想いをもとに、新たな観光スタイルの提案を試みます。それが今回のコンペ企画『大学生の旅の新常識〜アフターコロナの未来へフライングせよ!』です。今世の中は混乱し、特に旅行・観光業界はこれまでにないほどの大打撃を受けています。コロナで変化した社会に新たな価値を見出し、常識に捉われない観光の在り方を模索しながら、一緒にアフターコロナの未来へフライングしましょう!!

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佐藤ゼミでは引き続き、この状況で今できることを前向きに考えながら新たな活動にチャレンジし、世代や地域を超えた新しい交流を創り出していきます。