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国際日本学部

誰もが暮らしやすい中野のまちづくりをテーマに、オンラインセミナー「中野ダイバーシティDAY」が開催されました

2020年10月17日
明治大学 中野教務事務室

オンラインセミナー「中野ダイバーシティDAY」が10月11日に開催され、中野区民を中心に、講師を含めると約50名の参加者が集まりました。講師は、酒井直人中野区長他、中野区内外で活躍するダイバーシティ分野の実践者と専門家そして明治大学の教員が務め、教育や防災、芸術など多様な観点から誰もが暮らしやすいまちづくりについて話し合いました。

「中野ダイバーシティDAY」を企画した中野ダイバーシティ・プラットフォーム(NDP)は、中野区が、そこに住む・働く・学ぶ全ての人々の性的多様性、年齢や世代の多様性、障害の有無、出身国や地域による多様性を受け入れ、大切にすることで、多様な区民のつながりと支え合いの風土が育まれ、誰もが自分らしく、生き生きとした人生を歩むことができるまちになることを目指して、横田雅弘教授を中心に明治大学国際日本学部の教員4名が立ち上げたネットワークで、文部科学省の科学研究費助成事業(2019-2021年度)の一環です。

NDPは、これまで別々に活動してきたさまざまなマイノリティ関係団体、商店街、企業、学校・大学、各種NPOや個人が互いに知り合い、つながっていくことを目指しています。今回の「中野ダイバーシティDAY」は、中野の皆さんと一緒に、ダイバーシティ豊かなまちのあり方について考える場とするとともに、このようなつながりの機会を提供するために開催されました。

<中野ダイバーシティDAYの概要>
主催:中野ダイバーシティ・プラットフォーム
後援:中野区
日時:2020年10月11日(日)13:30-16:30
会場:オンライン(Zoom)
対象:中野区在住・在勤・在学の方及び中野区のダイバーシティに関心のある方
ホームページ:http://ndp.tokyo/diversityday2020/

<プログラム>
13:30-13:45:NDPについて(横田雅弘)
13:45-14:15:ダイバーシティとは?(伊藤義博)
14:15-14:30:酒井区長が語るダイバーシティ(酒井直人)
14:30-14:35:休憩
14:35-15:05:事例1「誰も取り残さない防災と中野」(田村太郎)
15:05-15:35:事例2「やさしい日本語と中野」(山脇啓造ゼミ)
15:35-15:40:休憩
15:40-16:30:パネル討論「中野のダイバーシティを語る」(小林瑞恵、大塚意生、佐藤郡衛、岸磨貴子他)

<講師プロフィール>
伊藤義博 電通ダイバーシティ・ラボ(DDL)代表。企業のダイバーシティ戦略だけでなく、社会のダイバーシティ&インクルージョン全般に取り組む。

大塚意生 貧困家庭のこどもの学習・進学を支援する全国運動CAMELの代表。映像を用いたミャンマーの子ども支援や在日外国人支援にも取り組む。

岸磨貴子 明治大学国際日本学部准教授。専門は教育工学(教育におけるICT活用)。子ども一人ひとりの強みや才能を引き出し発揮できるICT教育/学習環境デザインを実践&研究。

小林瑞恵 社会福祉法人愛成会副理事長。アートディレクター。中野アール・ブリュットを牽引し、アートによるまちづくりとひとづくりに奔放する。

酒井直人 中野区長。中野区勤務(広報担当副参事、地域包括ケア推進担当副参事等を歴任)を経て、2018年に中野区を退職。同年6月、中野区長就任。

佐藤郡衛 明治大学国際日本学部特任教授。異文化間教育学会理事長。国際交流基金日本語国際センター所長。文化間移動する子どもの実践研究を軸に、広く異文化間教育の実践と研究に携わる。

田村太郎 ダイバーシティ研究所代表理事。明治大学兼任講師。ソーシャルビジネスや防災の専門家でもある。復興庁復興推進参与として東北復興に携わる。

山脇啓造 明治大学国際日本学部教授。国や自治体の外国人政策及び多文化共生論を専門とし、学生たちと中野における多文化共生のまちづくりを実践。

横田雅弘 明治大学国際日本学部教授。NDP代表。留学生支援のコミュニティアプローチからまちづくりそのものに関心を展開、10年間のヒューマンライブラリー開催を経て今ダイバーシティに取り組む。