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国際日本学部

「学際的な学部の色をシェアリング」2020年度国際日本学部ゼミナール大会を実施しました。

2021年01月07日
明治大学 国際日本学部

「国日ってこんなにもカラフルだったんだ」

2020年12月19日(土)に国際日本学部ゼミナール大会(以下 ゼミ大会)が実施されました。ゼミ大会では参加を希望したゼミで集まり、各ゼミの紹介や研究、取り組みの発表を行いました。今回参加したのは馬ゼミ、長尾ゼミ、山脇ゼミ、岸ゼミ、沼田ゼミです。それぞれのゼミが行う濃く深い学びを15分という限られた時間で表現するのは確かに難しいことでした。しかし、芸術文化、スポーツ、多文化社会、教育工学、ビジネス・経営と言った様々な分野から個性豊かで実りある発表がされました。

国際日本学部は学際的で多岐に渡った学びを展開しています。様々な方面に取り組む学生同士、同年代の言葉やその想いを聞くことは、国際日本学部の学びの多様さを肌身で体感できる良い機会となりました。ある学生は「他のゼミは壁一枚挟んだ隣の教室で、こんな事をしていたのか」と驚いていました。分野や方向は違えど、熱意を持ち学びを深める仲間がいること、その喜びを感じる機会にもなりました。改めて、大学は仲間と共に学ぶ場所であることを実感しました。

2011年度から続くゼミ大会(2017年度は中止)ですが、このような時分、初めてのオンライン開催となりました。オンラインでの大会の運営を見守ってくれた教職員からは、オンラインならではの進め方を高く評価する声が挙がりました。オンラインならではの進め方として取り入れた点としては、今回使用したzoomではチャット機能を活用し、参加者が気楽に、簡単にコメントや感想、意見を発言できるようにしました。教室で手をあげる緊張や、マイクを渡す時間ロスもなく、参加者同士のコミュニケーションがより円滑に、そして濃いものとなりました。

新型コロナウイルスの影響下、学びの在り方が変わってきています。通学はパソコンを開くことに、黒板は画面に、学生同士や、学生と教員との距離やコミュニケーションも変わりつつあります。私たち大学生こそ、新しい在り方とその良さを見つけ、実践して行きたいと考えます。コロナ前の懐古ではなく、この現実から豊かな未来を描いていきたいと強く思います。オンラインという距離を乗り越えて、学生同士が影響し合えた本イベントに大きな意味を感じました。

文責:福盛達郎

(以下、各ゼミ発表者・代表者からのコメント)

馬ゼミ(ブライアン・コウ・ブンチン)
個人活動が中心となっている馬ゼミは、今回の大会から、協働して発表する機会を手に入れました。各ゼミの発表を見ることで、個人としてゼミとしても国際日本学部の色彩に引き込まれました。それぞれの個性のある人たちが異なる強みを持ち、多彩なゼミを築き、最後に国際日本学部が形成されたと感じました。また、5人のメンバーが運営に携わることにより、私たちは発表だけでなく、この大会を進めていく役割を果たせてとても嬉しかったです。
やはり、楽しい時間は短く感じますね。国際日本学部の後輩たちも、来年度以降もこの有意義な活動を行っていってほしいです。

長尾ゼミ(漆原耕陽)
各ゼミの発表をきいて、座学だけにとどまらない、国際日本学部での学びの深さに驚かされました。また、そうした活動内容を活き活きと発表されている、各ゼミの方々が印象的でした。オンラインでの開催に不安もありましたが、コメントの機能などを駆使して、双方向の交流が非常に盛んであったゼミ大会だったと思います。他のゼミに負けないように、これからもゼミ活動を頑張っていきたいです。

山脇ゼミ(高野真咲)
今回のプレゼン発表は、私たちのこれまでの活動を振り返るとても良い機会になりました。私たちは4月にゼミが始まった時からずっと、オンラインでの活動を行なってきました。時には慣れない環境で大変なことや、どうしてと悩み苦しむこともありました。しかし今振り返ってみると、私たちは想像もしなかったほど幅広い活動に挑戦し、見違えるほど大きく成長することができました。やるっきゃない!と奮闘し続けてきたゼミ生みんなに、感謝の気持ちを伝えたいです。また、他のゼミの活動を知ったことで、国日生の更なる可能性を感じました。これからも負けないように、そして互いに協力しあって、より良い学びと未来に繋げていきたいです。

岸ゼミ(橋本里菜、田ジウン)
オンラインで、オーディエンスにわかりやすく伝えるという貴重な経験になりました。今回のプレゼンを通して、自分たちのゼミがどういうコンセプトで、どういうことを学んでいるかについて、言語化し、再確認することができました。また、初めて他ゼミの活動を知る機会でもありました。多様な分野のゼミの発表を聞いて、自分のゼミの理解と共に国際日本学部らしさを実感しました。
改めて、ゼミ大会開催に向けて力になってくださった教職員の方々と、本企画の準備、運営担当の皆さんありがとうございました。今回の学びをこれからのゼミ活動にも活かしていきたいです。

沼田ゼミ(横山裕生)
初めてのオンラインでのゼミ大会という貴重な経験をさせていただきありがとうございました。オフラインとはまた異なる雰囲気の中、国際日本学部のユニークなゼミがそれぞれのゼミについて語っている姿はとても素晴らしかったです。正直、自分たちのゼミ以外のゼミが普段どのような活動をしているのか知る機会がなかったため、このような機会に多くのゼミの学習内容を知ることができて、とても視野が広がった気がしました。また、国際日本学部の勉強内容の幅の広さを改めて知ることができ、本当に国際日本学部に入学してよかったと思いました。ありがとうございました。

なお、2020年度ゼミナール大会運営メンバーは以下の通りです。

和田歩(広報担当)
田ジウン(司会担当)
福盛達郎(記事担当)
ブライアン・コウ・ブンチン(オンラインファシリテーション担当)
片岡瑞希(進行のマネージメント担当)
山神有加(コメント・アシスト担当)