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国際日本学部

オンライン・ヒューマンライブラリー開催のお知らせ

開催期間:2021年11月13日
明治大学 国際日本学部

こんにちは、国際日本学部の横田ゼミナールです。
私たち横田ゼミでは、多様性あふれる街づくりを目指して日々学びを深めています。
この度、ゼミ活動の一環として、2年ぶりにヒューマンライブラリーを開催することになりました。

皆さんは、ヒューマンライブラリーをご存知でしょうか?
ヒューマンライブラリーとは、差別や偏見を受けてしまいがちないわゆるマイノリティの方が、自らの意思で「本」となって貸し出され、「読者」と対話する「仮想の図書館」イベントです。デンマークから始まり、既に世界100か国以上で開催されています。今回はオンラインではありますが、多様な方々と実際に会って話してみることで、自分の偏見に気づいたり、世界の見方がちょっと変わるかもしれません。
皆さんに、「読者」として参加していただきたくご案内致します。詳細については随時Twitter、Instagramなどで更新していきます。

<開催日時>
2021年11月13日(土)14:00~16:15
14:00-14:15 事前アナウンス
14:15-14:45 セッション①
14:45-15:00 休憩
15:00-15:30 セッション②
15:30-15:45 休憩
15:45-16:15 セッション③
*1セッション(30分)のみの参加も可能です

<開催方法>
オンライン会議システム(zoom)を使用します。ご予約頂いた方に事前にリンクをお送りします。1冊の「本」に対して、ゼミ生の「司書」を含めて5人の「読者」となり、30分お話を伺い、対話を深めます。

<予約方法>
先着順となりますので、お早めの予約をお薦めします。予約締切は11/7です。
以下URLからお申し込みください。
11月13日開催 ヒューマンライブラリー申し込みフォーム 
主催:明治大学 国際日本学部 横田ゼミナール (google.com)

横田ゼミナールのSNSプロフィール欄に添付してあるURLからも、お申し込み可能です。
インスタグラム:@yokotaseminar
ツイッター:@yokotaseminar

<今回登場される「本」のご紹介>
明治大学横田ゼミ ヒューマンライブラリー ブックリスト


A 「義足生活者に聞きたいことはなんですか?」 義足生活者

義足になって21年目、長いような短いような月日が流れ、色々ありました。本当に色々ありましたが、20年という時がそれらを段々と忘れさせていっています。今を生きることが重要だと思っているけれど、過去の出来事も大事にしたい。皆さまとの会話の中で、様々な記憶が蘇ってお話できたら嬉しいです。

B  「忙し好きの繊細さん」 HSS型HSP

「カノン、気にしすぎだよ」—些細なことが気になる自分は、どうやらみんなのフツウと違うらしい。みんなわかってくれないし、自分もみんながわからない。そんななかネットで見つけた「HSS型HSP」という属性は、まさに自分そのもの。繊細ゆえに気疲れしやすい、でも強い刺激を求めてしまう、そんな矛盾を抱える自分だからこそできる事がある!HSS型HSPから見た世界、のぞいてみませんか。

C 「眼瞼下垂って聞いたことありますか?」  眼瞼下垂

眼瞼下垂とは瞼の筋肉が弱くて瞼が下がる病気のことです。命に関わる病気ではありませんが、左右の目の大きさが違う、眠そうに見える等、見た目に大きく影響するので、当事者本人や眼瞼下垂の子どもを持った保護者は非常に思い悩みます。周りからの指摘で傷付いたり、このことが原因で他の人とうまく関われなくなる人もいます。解決出来る場合もありますが、そうでない場合も。どうすれば良いのでしょうか?

D  「愛ってなんだと思いますか?」  元ショーパブダンサー/ニューハーフ


人と違う、男らしいふるまいをしない、それだけで苦しい思いをたくさんしてきた。人と関わることがめんどうになった時もあった。それでもありのままの自分で生きていくと決めたのは、「愛」が私を支えてくれていたからだと思います。誰かを愛し愛され、認めてもらうことで初めて、「生きてていいんだ」と思えるようになりました。生きていく上で何を大切にするか?人それぞれのその答えを考えるきっかけになれば嬉しいです。

E 「なりたい自分になれなかった君へ~過去と、今と、これからと~」 うつ病経験者

夢も希望もないまま就職、システムエンジニアとして勤めていた24歳のとき、残業100時間以上の超過労働、常駐先のパワハラが引き金となって鬱を発症しました。10回近く転職、たくさんの人に手を差し伸べてもらってアートやエンタメの活動をしていたところ、実体験を活かした起業の機会をいただくも、挫折。うつ病当事者でありながらも自立訓練施設職員として働くいまだからこそ、気づき、話せることの全て、お話します。

F 「新しい生活、新しい自分との向き合い方」  中途四肢麻痺

大学3年の時、突然の交通事故で頸髄を損傷。一瞬にして首から下が麻痺してしまいました。教師になる夢も、大好きだった剣道も、すべて諦めるしかなく、人の介助がなければ何もできない自分に、生きる価値も見出せず、死にたいと思うことも何度もありました。あれから25年経って、私の障害は何も変わっていません。けど、今は自分のことが好きです。交通事故ですべてを失ったと思っていたが、そこから得たものもありました。障害を持って私が、得たものとは何なのか。

G 「大学生で臓器移植」  臓器移植

私は、生まれつき腎機能に障害があります。腎機能に障害があると疲れやすい為、小中学生時はマラソンを禁止されていました。中学2年生の時に母から腎臓を提供してもらい、移植しました。拒否反応を防ぐために「免疫抑制剤」を毎日、一生服用しなければなりません。一度移植を受け、薬を服用し続けても少しづつ数値は悪くなります。いつかはもう一度移植手術を受けるか、透析することになります。しかし、私はこの病気があってよかったと思っています。私だからこそ伝えられることはたくさんあります。