卒業生の声
山脇ゼミが国際交流を超えた多文化共生イベント「ちえるあるこオリンピック」を開催しました
2022年11月30日
明治大学 国際日本学部
卵とスプーンのレース
最終レース参加者の皆さんとスタッフ一同
丸井本社での定期報告会
ちえるあるこ前日の実行委員会
金メダルステッカー
国際日本学部山脇ゼミが、2022年11月12日に多文化共生イベント「ちえるあるこオリンピック」を開催しました。以下、山脇ゼミ担当学生からの報告です。
国際日本学部山脇ゼミが、2022年11月12日に、中野区最大級のお祭りである「中野にぎわいフェスタ」に参加し、多様な人々が楽しく協働を体験するイベント「ちえるあるこオリンピック」を、開催しました。中野区の区民公益活動の助成をいただいたイベントでした。
当日は、酒井直人中野区長をはじめ、国籍や年齢を問わず、総勢177名の方々にご来場いただきました。特に、多くの小さな子どもを連れたファミリーにご参加いただきました。
ちえるあることは、エスペラント語で「虹」という意味です。たくさんの色が合わさって、色鮮やかな虹ができるように、さまざまな人の個性を活かして、より最高のイベントをつくりたい!との思いから、「ちえるあるこ」と名付けました。
私たちがこのイベントづくりを通して大切にしてきたことは「協働」です。多文化共生社会を実現するためには、異なる背景を持つ人々が、互いの違いを知り合うだけの「交流」では、不十分だと考えたからです。一人ひとりが自らの個性や強みを活かし、みんなで一つのことをやり遂げる「協働」を行うことが、多文化共生社会につながるのではないかと思いました。
そこで、私たちは二つの面から協働にアプローチしました。一つ目は、イベントをつくるプロセスです。山脇ゼミ4年生に加え、6か国9人の外国出身の方々を迎え、ちえるあるこ実行委員会を発足させました。2月から毎週水曜日、キャンパスに集まり、イベント開催のためのミーティングを重ねてきました。言語や文化が違えば、もちろん大変なこともあります。しかしそれ以上に、ゼミ生だけでは生まれなかったアイデアが生まれたり、国籍を超えて相手の内面が見えたりと、笑いの絶えない9ヶ月間を過ごすことができました。イベント当日を迎える頃には、表面的な関係性ではなく、かけがえのない仲間として、大きな絆が生まれていました。
そして、二つ目は、当日のイベント内容です。参加者の方々には、ちえるあるこオリジナルキャラクター「ちぇるこーん」に立ちはだかる3つのミッションをクリアしてもらうため、"卵とスプーンのレース"、"ボール当てゲーム"、"みんなでお絵かき"の3つのゲームに挑戦してもらいました。それぞれのゲームの前後で動画を流したり、ナレーションをつけることで、当日初めて出会った参加者同士でも協働を体験してもらうことができました。事前予約をしてくださった方々には、ちえるあるこ特製箸をご用意し、ミッションをクリアできた全員に、ちぇるこーんオリジナルステッカーをプレゼントしました。また、会場のテントの壁には、ちえるあるこや山脇ゼミに関するポスターなどを貼りました。
このように、「ちえるあるこ」というイベントを通して、国際交流を超えた協働を生み出し、中野区の多文化共生への歩みを一歩進めることができました。また、イベント当日を迎えるまでに、3ヶ月に一度、丸井本社のラウンジをお借りして、学外のアドバイザーの方々へ向けた報告会を開催しました。私たち実行委員会のメンバーだけでなく、行政・企業・地域・学校といった多くの方々と連携し、協働の輪を広げることができました。
ちえるあるこオリンピック開催の後援団体となっていただいた株式会社丸井グループ、株式会社セブン‐イレブン・ジャパン、株式会社グローバルトラストネットワークス、キリンホールディングス株式会社、一般社団法人アクラス日本語教育研究所及び明治大学国際日本学部、そして宮島茂明理事長を始めとする中野区観光協会の皆様、さらに雨天時のために体育館の使用をお認めくださった田代雅規校長を始めとする中野区立中野中学校の皆様、本当にありがとうございました。
山脇ゼミは、今後も中野区そして日本中に多文化共生を広めていくため、努力し続けます。応援のほどよろしくお願いいたします。
*ちえるあるこオリンピックのチラシ&ポスター
*「ちえるあるこオリンピック」を報告したショート動画
*「ちえるあるこオリンピック」で使った動画①
*「ちえるあるこオリンピック」で使った動画②
*「ちえるあるこオリンピック」で使った動画③
*「ちえるあるこオリンピック」で使った動画④
国際日本学部山脇ゼミが、2022年11月12日に、中野区最大級のお祭りである「中野にぎわいフェスタ」に参加し、多様な人々が楽しく協働を体験するイベント「ちえるあるこオリンピック」を、開催しました。中野区の区民公益活動の助成をいただいたイベントでした。
当日は、酒井直人中野区長をはじめ、国籍や年齢を問わず、総勢177名の方々にご来場いただきました。特に、多くの小さな子どもを連れたファミリーにご参加いただきました。
ちえるあることは、エスペラント語で「虹」という意味です。たくさんの色が合わさって、色鮮やかな虹ができるように、さまざまな人の個性を活かして、より最高のイベントをつくりたい!との思いから、「ちえるあるこ」と名付けました。
私たちがこのイベントづくりを通して大切にしてきたことは「協働」です。多文化共生社会を実現するためには、異なる背景を持つ人々が、互いの違いを知り合うだけの「交流」では、不十分だと考えたからです。一人ひとりが自らの個性や強みを活かし、みんなで一つのことをやり遂げる「協働」を行うことが、多文化共生社会につながるのではないかと思いました。
そこで、私たちは二つの面から協働にアプローチしました。一つ目は、イベントをつくるプロセスです。山脇ゼミ4年生に加え、6か国9人の外国出身の方々を迎え、ちえるあるこ実行委員会を発足させました。2月から毎週水曜日、キャンパスに集まり、イベント開催のためのミーティングを重ねてきました。言語や文化が違えば、もちろん大変なこともあります。しかしそれ以上に、ゼミ生だけでは生まれなかったアイデアが生まれたり、国籍を超えて相手の内面が見えたりと、笑いの絶えない9ヶ月間を過ごすことができました。イベント当日を迎える頃には、表面的な関係性ではなく、かけがえのない仲間として、大きな絆が生まれていました。
そして、二つ目は、当日のイベント内容です。参加者の方々には、ちえるあるこオリジナルキャラクター「ちぇるこーん」に立ちはだかる3つのミッションをクリアしてもらうため、"卵とスプーンのレース"、"ボール当てゲーム"、"みんなでお絵かき"の3つのゲームに挑戦してもらいました。それぞれのゲームの前後で動画を流したり、ナレーションをつけることで、当日初めて出会った参加者同士でも協働を体験してもらうことができました。事前予約をしてくださった方々には、ちえるあるこ特製箸をご用意し、ミッションをクリアできた全員に、ちぇるこーんオリジナルステッカーをプレゼントしました。また、会場のテントの壁には、ちえるあるこや山脇ゼミに関するポスターなどを貼りました。
このように、「ちえるあるこ」というイベントを通して、国際交流を超えた協働を生み出し、中野区の多文化共生への歩みを一歩進めることができました。また、イベント当日を迎えるまでに、3ヶ月に一度、丸井本社のラウンジをお借りして、学外のアドバイザーの方々へ向けた報告会を開催しました。私たち実行委員会のメンバーだけでなく、行政・企業・地域・学校といった多くの方々と連携し、協働の輪を広げることができました。
ちえるあるこオリンピック開催の後援団体となっていただいた株式会社丸井グループ、株式会社セブン‐イレブン・ジャパン、株式会社グローバルトラストネットワークス、キリンホールディングス株式会社、一般社団法人アクラス日本語教育研究所及び明治大学国際日本学部、そして宮島茂明理事長を始めとする中野区観光協会の皆様、さらに雨天時のために体育館の使用をお認めくださった田代雅規校長を始めとする中野区立中野中学校の皆様、本当にありがとうございました。
山脇ゼミは、今後も中野区そして日本中に多文化共生を広めていくため、努力し続けます。応援のほどよろしくお願いいたします。
*ちえるあるこオリンピックのチラシ&ポスター
*「ちえるあるこオリンピック」を報告したショート動画
*「ちえるあるこオリンピック」で使った動画①
*「ちえるあるこオリンピック」で使った動画②
*「ちえるあるこオリンピック」で使った動画③
*「ちえるあるこオリンピック」で使った動画④
(国際日本学部4年 松村有理惠)