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国際日本学部

国際日本学部山脇ゼミが東京都主催のダイバーシティ・プレゼンコンテストで最優秀賞を受賞しました

2022年12月14日
明治大学 国際日本学部

当日のプレゼンの様子当日のプレゼンの様子

プレゼンメンバープレゼンメンバー

山脇ゼミ13期生の集合写真山脇ゼミ13期生の集合写真

2022年11月20日に、東京都が主催したプレゼンコンテスト「ダイバーシティー&インクルージョンー大学生が考える東京の未来ー」が東京国際フォーラムにて開催されました。今回は都内の4大学のゼミに加え、有志で集まった留学生チームの計5チームが参加しました。明治大学国際日本学部山脇ゼミからは3年生5名(1名留学中)が参加し、最優秀賞を受賞しました。優秀賞は、留学生チームが受賞しました。

出場したのは中央大学、東京女子大学、法政大学、明治大学、留学生チームの5チームで、出場チームで組織したプレゼンコンテスト実行委員会が企画運営を担当しました。昨年はコロナ禍によって、会場の参加者の人数を限定しつつ、オンラインでも配信しましたが、今年は対面形式での開催となりました。

本コンテストの実施にあたって、昨年同様、電通ダイバーシティ・ラボの皆様にご協力いただき、オンラインで行った中間報告会では、各出場チームがプレゼン内容についてアドバイスをいただきました。

本プレゼンコンテストは、東京都主催の「ヒューマンライツ・フェスタ東京2022」の一環として行われたもので、様々な背景や価値観を持つ人が、違いを認め合いながら共に交流し、支え合う共生社会「インクルーシブシティ東京」を実現するために効果的な取り組みについて各チームが東京都に提言をすることを目指したイベントでした。山脇ゼミは、2017年以降、6年連続の最優秀賞受賞となりました。

審査員は、東京都総務局の吉村幸子人権部長、BBCグローバルニュースジャパン株式会社の相川浩太郎代表取締役マネージングダイレクター、スティーブ・ソレイシィ英会話コーチに務めていただきました。

出場チームとプレゼンテーマは以下の通りです。(出場順)
・留学生チーム
「めしあがれ!TOKYO『世界食』プロジェクト」
・明治大学 山脇啓造ゼミ
「インクループ」
・法政大学 松尾知明ゼミ
「カラフルこども食堂を広めよう!」
・東京女子大学 松尾慎ゼミ
「あいたい しりたい つなげ隊」
・中央大学 李里花ゼミ
「防災のニューノーマル~地域に新しい『繋がり』を~」

山脇ゼミのプレゼンでは、外国人住民が日本で増加している中で、日本語を話せるのにもかかわらず一緒にいる日本人に自分の質問への返答が行われてしまうという「第三者返答」が起こっている問題を提起しました。その解決のため、山脇ゼミが第三者返答をテーマにしたワークショップ「インクループ」(インクルーシブとループの造語)を開催し、第三者返答の認知度を上げることで、さらなる共生社会の実現を目指し、このような提言をしました。

以下、プレゼンチームと実行委員のコメントです(いずれも国際日本学部3年)。


<発表チームの感想>

このプレゼンコンテストで私は、本番に向けて本気で努力することができ、それが「最優秀賞」という結果に表れて良かったです。私は今まで人生で大きな成功体験がなかったため、今回のプレゼンコンテストで最優秀賞を取れたことを誇りに思っています。春学期から準備を進めてきましたが、準備は順風満帆ではありませんでした。私は夏休みに留学先で体調を崩してしまい、準備に携われない期間がありましたが、メンバー、先輩、先生、外部の方々に支えられて準備を進め、自分たちのアイディアを練り上げることができました。本番直前は、セリフを間違えてしまったらどうしようと思い不安でしたが、本番ではセリフを一切間違えることなく言うことができました。また、あらかじめ準備していた質疑応答も上手くこなすことができて良かったです。(青柳壮真)

約半年間準備していく中で、本当にこのテーマで良いのか、本当に6連覇できるのか、不安な日々でしたが、この5人のプレゼンメンバーで良かったと思っています。また、運営班、先生、他の13期のゼミのメンバー、昨年プレゼン大会に出場した先輩方をはじめとした12期の皆さん、インタビューに答えてくださった外部の方々など、感謝してもしきれないほどたくさんの方々に関わっていただきました。この感謝の気持ちを忘れず、今後のゼミ活動に取り組みたいです。ありがとうございました。(坪井結香)

途中から留学先からのオンラインでの参加となり、発表当日にメンバーと一緒にステージに立つことは叶いませんでした。しかし、チームメンバー一丸となって知恵を出し合い、本気で「インクルーシブシティ東京を実現するためにはどうすればよいのか」を考え、そして形にしたこの経験は、これからの自分の人生に大きな影響を与えると信じてやみません。今回のプレゼン発表だけにとどまらず、実際に自分たちが提言したものを今後のゼミ活動で実行し、未来をより良いものにしていきたいと思います。(阿部弥生)

最優秀賞で明治大学の名前が呼ばれたとき、嬉しいよりも安堵の気持ちのほうが大きく、改めて6連覇の重みを感じました。夜遅くまで大学に残ってプレゼンメンバーと議論・練習を重ねたことはかけがえのない大切な思い出です。このような経験ができたのも、山脇先生、先輩方、13期のみんな、関わってくださった外部の方々、そして最高のプレゼンメンバーがいたからです。約半年間支え続けてくださり、本当にありがとうございました。ここで得た知識と経験を山脇ゼミ、そして多文化共生社会の実現に貢献できるよう、今後も全力で活動していきます。(岡野瑠璃)

最優秀賞、6連覇を達成することができて本当に嬉しい気持ちでいっぱいです!この結果を勝ち得たということは、先生や先輩方、同期の支えがあったことは間違いなく、山脇ゼミ全員で達成したことであります。このプレゼン大会に出場したという経験は、大学生活の中で1番やりがいを感じることができたものでした。今後も多文化共生の推進、実現に向けて全力でゼミ活動に取り組んでいきます。応援してくださった皆様、ありがとうございました!(中村俊介)

<実行委員の感想>

大会実行委員長として、各実行委員メンバーの意見を尊重したいと思う一方、一つの方針に決定しなくてはならないという葛藤があり、様々な調整を困難に感じたこともありました。しかし、各チームのプレゼン資料や発表班の熱心な練習の様子を見て、各チームが真剣に考え抜いた提案が発信される場を作っていることに、大きな達成感を感じました。大学生である私たちが、インクルーシブな都市を作ることに少しでも貢献できていたのなら嬉しいです。これまで支えてくださった方や大会に関わってくださった方々に感謝いたします。ありがとうございました。(実行委員長 吉留凛)

副委員長として、大会が無事終わるように、参加者が納得いくように考え、伝えなければならない情報や、必要であることは何かを考え、行動することができたと思います。当日も全員への情報共有や、大会中に発生した予期せぬ事態にも柔軟に対応でき、最初から最後までできる限りのことをして、このように終わることができて安心しているとともに達成感を感じています。このコンテストは、関わってくださった東京都や業者の皆様、各チームの実行委員、発表チームがいたからこそ実現できたイベントです。本当にありがとうございました。(副委員長 松本翔)

約半年間準備してきたプレゼン大会が無事に終わりました。明治大学の運営担当として、みんなと一つの大きいイベントを1から10まで企画するのは初めてで、期待する反面、心配もしました。しかし、無事に終わったのでよかったと思いました。途中に試行錯誤もありましたが、それを乗り越え大きな企画を完成することができたと思います。普段はあまり使わないカメラで撮影したり、ポスターを作るなど、忘れられない経験になりましたし、今後、活かせる貴重な経験になると思いました。(クォン・アヒョン)

初対面の他チーム実行委員と共にオンラインで会議を重ね、無事プレゼンコンテストを開催することができました。本番は満席となり、東京都の担当者の方、協力してくださった方々に感謝申し上げます。発表者の皆さんも本番に向けて試行錯誤しつつ、多くの時間を費やしてきたと思います。どのチームも素敵なプレゼンで、様々な視点から多文化共生について改めて考える機会になりました。明治の皆最優秀賞おめでとう!(栁沢未羽)

大会の円滑な運営と成功のために6ヶ月以上かけて準備し、プレゼン大会本番には会場の座席が足りなくなるほどの観客が集まったことに、達成感と嬉しさを感じました。運営委員会で行ったオンラインミーティングでは、意見がすれ違い一つの案に決定することが難しい場面もありました。しかし、何度も話し合いを重ねたことで困難を乗り越えることができました。大会当日のプレゼンテーションは、共生社会についての新たな気づきと興味を持つきっかけを与えてくれたと思います。(森田美玖)

(国際日本学部3年 松本翔)