ゲストスピーカーによる特別授業（１１月１３日実施）

実施日：　２０１７年１１月１３日（月）１７：１０～１８：５０
実施場所：　駿河台キャンパス　１０１２ 教室
科目名：　金融論Ｂ
テーマ：　個人の金融資産運用について
ゲストスピーカー：　中野 晴啓 氏 （セゾン投信（株）代表取締役社長）
実施内容：
　商学部会計鈴木ゼミの卒業生として、後輩へ、終始、熱い、熱のこもった講義が印象的であった。中野社長は、話の初めに、商学部の先輩として、働くこと、仕事の社会的な意味を、根源的に説明して、現役生の奮起を促した。
　講義の本体では、自らが、日本の金融界の現状に飽き足らず、直販の低コストの投資信託を組成・販売する会社を起業するきっかけから、日本の運用界の現状をデータを使って、解説された。起業に際しても、中野社長は非常に熱い思いで臨まれた。
　後半、最近の金融界の構造改革として、森長官率いる金融庁の改革について、パワーポイントを用いながら、地銀改革、資産運用業界の改革について、金融界を鳥瞰した非常にスケールの大きい話をされた。
　最後に、金融庁の新しい個人の資産蓄積方法である、つみたてNISAの説明もした。その背景にある金融庁の政策意図が説明された。
 

小原 英隆（科目担当教員）