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ゲストスピーカーによる特別授業(1月20日実施)

1.実施日    
2021年1月20日(水)9:00~10:40

2.実施場所
オンライン講義

3.科目名
租税法B

4.テーマ
「税務紛争の実務」

5.ゲストスピーカー
 手塚 崇史 氏 (DT弁護士法人・パートナー弁護士)

6.実施内容
 2021年1月8日以降、本学での対面授業ができないことにより、今年度はZoomを用いてのリクエスト講義となった。手塚弁護士は、自宅から出演されている。まず、レジュメに沿って、税務訴訟とは何かという点について、訴訟になる前の税務署の職員による税務調査や国税局の別の職員との専門家(顧問税理士や公認会計士を交えての)協議、それも不調に終わった場合、納税者が国税不服審判所への申立てをする段階から具体的なエピソードも交えながらお話しいただいた。
 また、訴訟を起こす際、納税者側の代理人としての戦略として、専門知識のある裁判官がいる大都市の地方裁判所(東京・大阪・名古屋)に訴状を持っていく点など、
教科書・参考書には書かれていないが、実務上は重要な情報についても教えていただいた。
 学生にとっては、なじみにくい手続き関連の話題をかみ砕いて説明していただけたので、租税法Bの課題についても解答しやすくなったのではないかと教員としては考えている。
 出席者は、15名程度であったが、オンデマンド講義にも毎回出席している(かつ租税法Aも履修している)学生たちであったので、受講態度は非常に真面目であった。
                                                                                                                                                                                 
 松原 有里 (科目担当教員)