10月25日(土)に中野キャンパスにて、「生命保険の金融リスクへの挑戦」をテーマにOLIS-明治大学保険フォーラムを開催しました。
総合数理学部 砂田利一学部長と公益財団法人アジア生命保険振興センター(OLIS) 寺田重陽理事長の開催挨拶のあと、明治大学教員3名によるチュートリアルが行われました。商学部 中林真理子教授が「生命保険のしくみ」、商学部 浅井義裕専任講師が「機関投資家としての生命保険会社」として題して保険の基礎的説明をし、続いて、総合数理学部 松山直樹教授が「生保ALM入門(アクチュアリーの現代的役割)」として、保険数理の基礎とリスクの捉え方について概説しました。以上のチュートリアルを受け、社会人公開講座として、キャピタスコンサルティング(株)マネージングディレクター 松平直之氏が、「生保ALMの現状と課題」と題して、生命保険会社の資産・負債の金利リスクに焦点を当てて諸課題を紹介しました。
生命保険業の持つ複雑な金融リスクにスポットをあてた今回のOLISフォーラムは、通常のアクチュアリー志望者の理系学生のみならず、ファイナンス志向の文科系学生も対象とし、社会人も含めた80名以上が参加する明治大学ならではの学際的な交流の場となりました。講義終了後は学生食堂で懇親会を行い、和やかな雰囲気の中、学生と社会人、そして文系と理系の交流がさらに深まりました。
※公益財団法人アジア生命保険振興センター(OLIS)
http://www.olis.or.jp/
※保険フォーラム:生命保険分野で国際的に活躍できる人材育成を目的に、多くの学生に生命保険や保険業界に関する知識を身に付けてもらえるよう、各大学と連携してフォーラム、講演会などのプログラムを実施。
http://www.olis.or.jp/hfea/program/index.html