2025年12月6日、7日に東洋大学白山キャンパスを会場に2025年全国学生保険学ゼミナール全国大会(RIS2025)が開催されました。リスク・保険、その関連領域を学ぶゼミナールを中心とする合同研究発表会の全国大会で、今回は22回目で、14大学16ゼミナールから32チームが参加しました。
MNP(Most Notable Presentation)賞は実務家の参加者の投票によって、最も印象に残ったプレゼンテーションを決定し、表彰するものです。中林ゼミナールでは1班と2班がMNP(1日目)同率第3位選出されました。
MNP(1日目) 第3位 1班(鈴木康太 鈴木翼 佐藤宏祐 秋山健太)
タイトル:健康増進型保険の普及へ向けて~加入者の特徴に着目して~
内容:健康寿命の延伸を通じて医療費抑制や社会保障負担の軽減に寄与することが期待される健康増進型保険は2018年に日本に導入されたばかりでまだ十分に普及していない。本報告では「2024年度 生命保険に関する全国実態調査」の個票データを用いてロジスティック回帰分析を行い、加入者に共通する特徴を示し、普及促進につながる要因を明らかにした。
MNP(1日目)第3位 2班(大林結衣 近藤翔 富倉鈴 富田柚介 山崎愛菜)
タイトル: 企業レジリエンスを高めるためのBI 保険の戦略的活用
内容:自然災害はじめ多様で複雑化するリスクによる事業中断中の営業利益や通常通り営業を継続するための費用を補償するBI保険(Business Interruption Insurance:事業中断保険)の重要性が高まっている。本報告ではBI保険が企業の事業中断リスクに与える影響を定量的に評価し、BI保険の重要性を示すため、モンテカルロ法によるシミュレーション分析を行い、日本企業での活用促進と普及の必要性を示した。
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