考古学実習は実際に現地を訪れ,実地に遺跡を観察したり,または発掘調査や出土品を分析したりして,より専門的な知識や技術を身につけます。教室の授業だけでは体験できない考古学の世界がそこにあります。
1年生は全員で遺跡や博物館を見学し知見を深めます。事前の授業で学んだことを現地で確認し興味を深めます。さらに学芸員の仕事を実地に見ることもできます。
2年生はグループに分かれて全国各地の遺跡や博物館を見学します。小規模なグループなので担当の教員や指導補助の大学院生などから直接的な指導も受けることもできます。
3年生は遺跡の発掘や出土品の分析を行います。教室で学んだことを単なる知識に留めることなく,実際の現場で試す絶好の機会です。数千年前,数万年前の地中に歴史を問いかける手法を磨きましょう。たとえ1片の土器であっても,自分で発掘した感動は決して忘れません。