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大学院で学ぶ-進学案内-

大学院で学ぶ-進学案内-

高い専門性と広い視野の構築

 学部で学んだ知識や経験を基礎にして,より専門的な技術や知識を身に着け,研究の世界へと進むために,大学院が設置されています(文学研究科のホームページ はこちら)。研究者への第一歩はここから始まります。教員と院生が少人数でおこなう「考古学研究」や歴史学の視野を広げるための「総合史学研究」,「文化継承学」などが設置されており,専門性と学際性を両面から鍛え上げながら研究の技量を高めてゆきます。
 大学院は2つの段階に分かれています。「博士前期課程」(2年間)を修了して博物館学芸員や文化財保護などの仕事に就く人もいれば,さらに「博士後期課程」(3年間)に進学して本格的に研究者の道を歩む人もいます。毎年5月頃には「大学院合同進学相談会」を開催しており,直接教員と相談出来ます。ぜひ足を運んではいかがでしょうか。なお,大学院入試にはⅠ期入試(9月)とⅡ期入試(2月)があります。

大学院生の声

蒲生侑佳(博士後期課程)
 私は、漆資源の利用という視点から縄文時代について研究しています。漆の研究では、考古学的な分析手法の他に理化学分析が必要になります。大学院では文理の枠を超えた学際的な研究を行いたいと思い、そうした研究環境が整っている明治大学に進学しました。
 明治大学では多くの大学院生が学び、互いに刺激しあいながら研究しています。そうした中で私自身も、方法論を鍛え自らの研究テーマに挑んでいます。研究者として独り立ちできるよう、これからも大学院で学び、そして自分の研究を形にしていきたいと思います。
冨田樹(博士前期課程)
 古墳時代後・終末期の埋葬施設について、形態や使用石材、墳丘との平面的・立面的な位置関係に着目し、研究を行っています。
 大学院では、先生方からの手厚いご指導をいただけるほか、院生同士の活発な議論が行われるなど、研究をするための素晴らしい環境が整っています。また、自分の専門以外のことも学ぶことができ、大きな視点で自分の研究について見つめ直すことができます。
 将来は研究職への就職を目指しており、そのための学びを深めています。