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文学部

文学部 濱田祥子准教授、伊藤貴昭教授の共著論文が第69回日本読書学会大会「読書科学研究奨励賞」を受賞しました

2025年11月12日
明治大学 文学部事務室

2025年9月21日(日)に林野会館(東京・茗荷谷)にて開催された第69回日本読書学会大会において、文学部の濱田祥子准教授(臨床心理学専攻)が「読書科学研究奨励賞」を受賞しました。本論文は文学部の伊藤貴昭教授(資格課程)との共同研究です。
この賞は日本読書学会員として優れた研究論文を発表するとともに、今後の同学会での活躍が期待される方に授与されるものです。

■受賞コメント(濱田祥子准教授)
「本研究では、読書をする際の夢中になる体験がどのような感情をもたらすかについて、小説を読んだ後と新書を読んだ後の比較を通して、検討しました。
小説を読んだ後にも、新書を読んだ後にも、肯定的な感情の変化が起きることがわかり、
その変化には内容に夢中になる体験が関連していました。
今後も、読む行為が私たちにもたらす意味についての検討を続けていきます。」

■論文情報
論文名:「読書がフロー体験と気分変容に与える影響 —小説と新書の比較を通して—」
著者:濱田祥子・伊藤貴昭
雑誌:読書科学 第65巻3,4号,pp. 131-143 2024年

なお、本研究は本学人文科学研究所の2023年度の「探索期研究」の助成を受けて行われたものです。