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国際日本学研究科

「多文化共生子育てフォーラム」が開催されました

2015年03月06日
明治大学 大学院国際日本学研究科

 国際日本学研究科の山脇啓造教授の研究室と同研究科の学生2名が中心となったNPO多文化共生子育て情報局(イクリス)の共催による、多文化共生子育てフォーラム」が、2015年2月28日に中野キャンパスで開催されました。

 様々な文化背景をもつ人々が、安心して、出産・子育てができる地域づくりをテーマにした集まりで、学生スタッフもあわせると50人ほどが参加しました。助産師や臨床心理士、教育カウンセラーなどの専門家や自治体や国際交流協会の関係者など、多様な分野の人々が参加し、その中には広島県や宮城県など遠方からの参加者も含まれました。

 フォーラムの第一部では、イクリス・メンバーの吉田千春さん(国際日本学研究科博士後期課程1年),安藤陽子さん(国際日本学研究科2014年度科目等履修生),菊地真弓さん,ゴロウィナ・クセーニャさん(ロシア出身)が、世田谷区,新宿区,市川市における取組事例の報告を行いました。市川市の報告には、同市男女共同参画課職員の須志原みゆきさんも加わりました。報告した4人のイクリス・メンバーはいずれも1~2歳の子どもの母親です。
 第二部では、リラックスした雰囲気の中で、少人数のグループで自由な対話を行うワールドカフェ形式で、外国人住民が安心して、出産・子育てできる地域社会について、参加者全員で話し合いました。

 多文化共生に関するシンポジウムやフォーラムなどは、全国各地で開催されていますが、出産や乳幼児期の子育てに焦点を絞ったものは少なく、今回のフォーラムは、多文化共生関係者と子育て関係者が顔をあわせて、ネットワークをひろげる貴重な機会となりました。

【フォーラム・プログラム】
現役ママが提唱する多様性の輝くまちづくり 多文化共生子育てフォーラム(PDF:797KB)
 
 
明治大学大学院