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問題分析ゼミナール(3年生)紹介[阿部 力也]

明治大学情報コミュニケーション学部 分析ゼミナール(3年生)紹介
阿部 力也 教授
(主要担当科目)犯罪と法/現代型犯罪と刑法

≪学生へのメッセージ≫

 ゼミでは「犯罪から見る現代社会」,「同じ犯罪を他国との比較で考える」,「犯罪と文学・映像作品」といったことも検討することになるので,哲学,文学,社会学,政治学,外国語(比較文化)等に関心のある学生の入室を大いに歓迎する。また法律学の思考方法に触れることが重要と考えることから,公務員試験をはじめとする各種の国家試験受験に関心のある学生の入室も大歓迎である。さらに,ゼミ合宿も実施予定なので主体的で積極的なゼミ参加の意欲を持つ学生はさらに大歓迎である!
■研究テーマ
 刑法を解釈するうえで重要とされる論点を探求し「犯罪と法」のあり方を考えよう(刑法解釈の実践的理解という意味)!
■研究内容
 講義科目である「犯罪と法」および「現代型犯罪と刑法」では,それぞれ刑法の「総論領域」(一般原理)と「各論領域」(個別問題)の基本事項を学ぶことが目的であった。この問題分析ゼミナールでは,上記科目の復習をしながら,さらに「刑法の重要論点」とされるテーマをいくつか選び,それを多角的に分析することで刑法の理解を深めていくこととしたい。とくに講義では概括的な説明にとどまることが多かった「判例・裁判例」の意義を各論点に即してあらためて確認することとしたい。したがって,前記重要論点を理論的な視点と判例という「実践的な視点」から捉えなおす(多角的の意義)ことになる。つまり,刑法の理解を抽象的な意味ではなく,事例・事案の分析をつうじて,より実践的に進めていくということである(なお,犯罪を考えたり,刑事裁判を考えたりするうえで興味深い映画ないし文学作品も取り扱ってみたいと考えている)。
 以上のようなゼミナールの方法論からは,たんに刑法を勉強するということにとどまらず,「刑法」を学ぶことをつうじて「法律学の思考方法」を実感してもらう!このことが当ゼミナールの到達目標ということになる。
その他(学生へのアドバイス)
 講義科目である「犯罪と法」および「現代型犯罪と刑法」を履修することが望ましい。