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問題分析ゼミナール(3年生)紹介[今村 哲也]

明治大学情報コミュニケーション学部 分析ゼミナール(3年生)紹介
今村 哲也 教授
(主要担当科目)知的財産法/財産と法

≪学生へのメッセージ≫

 このゼミでは,知的財産に関する諸問題をテーマとして,演習形式の授業を行います。受講生は,知的財産について興味を持った事件や話題を自由に選び,争点そのもののほか事件や話題の背景事情も含めて,文献調査やインタビューなどを行ったうえで,個別報告をしてもらいます。
■研究テーマ
 知的財産に関する法的問題の研究
■研究内容
 知的財産とは,発明,デザイン,著作物,商標(トレードマーク),営業,秘密植物の新品種など,さまざまなものを含む。基本的には,情報を財産として保護することで,社会における情報生産の最適化を図る制度であるが,情報は本来自由に利用できるものなので,過度な独占は不当なので,保護と利用とのバランスを図ることが重要である。
(1)授業の概要 この講義では3つのことを行う。第1に,知的財産法について詳しく理解することである。具体的には,指定された教科書について,ゼミ生に向けてわかりやすいプレゼンテーションを作成して,報告を行う。第2は,知的財産に関して社会に生じている諸課題を取り上げ,演習形式の授業を行う。報告者は,教員が指定した知的財産に関する課題について,背景事情なども調査して,報告をする。その他の受講生は,報告についてコメントを作成して提出する。第3は,各受講生による,自己の研究テーマに関するレポートの作成である。学年末にレポートを提出するので,レポートの書き方等はその都度指導する。
(2)到達目標:知的財産法について専門的な知識を獲得するとともに,知的財産に関する問題について,調査・分析し,他人が理解できるように自分の主張を表現し,議論のなかから新たな考え方を展開できる能力を身につける。各受講生は,学年末にレポートを提出する。
その他(学生へのアドバイス)
 知的財産に関する基礎的な知識の習得のために,できるだけ,今村が担当する「知的財産法Ⅰ・Ⅱ」や「ビジネスと法A・B」を受講してください。