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問題分析ゼミナール(3年生)紹介[内藤 まりこ]

明治大学情報コミュニケーション学部 分析ゼミナール(3年生)紹介
内藤 まりこ 専任講師
(主要担当科目)日本語表現

≪学生へのメッセージ≫

 本ゼミでは、千葉県南房総市に赴き、そこで活動している人々にインタビューを行い,その人々の人生の物語を創作します。 物語の執筆を通じ,他者の人生を追体験するだけではなく,その人物と土地との関わりを掘り起こすことになります。これまでのゼミの活動の内容はゼミのHP( mb.marikonaito.com)をご覧ください。
■研究テーマ
言語表現を読み解く技法:理論と実践 
■研究内容
 【ゼミの目的】
私達の生活空間には,文学や映画,演劇,漫画等,さまざまな言語表現が溢れており,それらは趣味や娯楽の対象として広く享受されています。しかし,このような日常の鑑賞の場においては,言語表現が私達の物事に対する思考や認識のあり方を形作っているということはあまり意識されません。
そこで,本ゼミでは,こうした言語表現の深層の働きに迫るべく,言語表現を読み解くための専門的な技術を学び,日常感覚の敷衍によっては導き出すことのできない作品の解釈や作品が生み出される歴史的・社会的背景の捉え方を体得します。受講生は,専門的な知識と技術を以て,言語表現を複数の視点から分析し,分析結果に基づく考察を論文にまとめることをめざします。
【ゼミの取り組み方】
一言で「言語表現」といっても,その形態は多様であり,形態の違いに応じて,分析の方法も異なります。本ゼミでは,ゼミ生が自らの問題関心を十分に掘り下げることができるよう,「ゼミ」と「セッション」を軸とする複数の時間を設けています。
「ゼミ」:「言語表現」の代表的な形態である文学と映画に焦点を絞り,それらに関する理論書の輪読及び議論を行います。更に,こうした言語表現を読み解くための理論的枠組みの学習を踏まえ,実作の分析を行います。なお,週1回行われる「ゼミ」では,先行する時間帯に「サブゼミ」が設けられ,議論を通じて時に難解な理論を自ら咀嚼していきます。
セッション」:ゼミ生は,自らの問題関心に即した言語表現を選び,研究テーマを立ち上げ,卒業論文を執筆します。1ヶ月に1度程度行われる「セッション」(指導教員との個別面談)では,ゼミ生は調査及び執筆の進捗状況を報告し,方向修正を行います。この機会以外にも,適宜,個別指導を受けながら,卒業論文をまとめます。
「特別講義」:1年に3,4度,国内外の様々な分野の研究者にゲスト講義をしていただきます。
「ワークショップ」:設定されたテーマについて3・4年合同でグループワークをし,その成果を発表します。
「合宿」:1学期に1,2回合宿を行い,3・4年合同で研究発表やワークショップを行います。
その他(学生へのアドバイス)
 受講を希望する場合には,ゼミのHP(https://lt.marikonaito.com)から事前にゼミの活動内容を確認してください。