Go Forward

情報コミュニケーション
学部

2015年度アセアン学生交流派遣プログラム(タイ)実施報告

2015年11月11日
明治大学 情報コミュニケーション学部事務室

開講式開講式

タイ学生と最終日に向けて発表準備タイ学生と最終日に向けて発表準備

タイ・スズキモーター視察タイ・スズキモーター視察

アユタヤ観光アユタヤ観光

NTTコミュニケーションズ・タイランド視察NTTコミュニケーションズ・タイランド視察

タイ学生との交流タイ学生との交流

タイ文化講座タイ文化講座

JAL視察JAL視察

最終日の合同発表会最終日の合同発表会

 情報コミュニケーション学部は、2015年9月1日から9月13日まで6度目となるタイ・バンコクへのアセアン学生交流派遣プログラムを実施しました。本プログラムは、6月に実施したタイ・ラオスの学生の受け入れプログラム(受け入れプログラムの実施報告はこちらから)と対になる送出しプログラムで、情報コミュニケーション学部生16名(1年生2名、2年生9名、3年生4名、4年生1名)が参加しました。

 本学部生は、本派遣プログラムへの参加及び受け入れプログラムでのサポート等をあわせて、「国際交流(タイ)」科目(2単位)を修得することができます。「国際交流(タイ)」の主な目的は、(1)学生のキャリア形成において、海外、特にアジアで働くことに対する積極的な姿勢を育むこと、そして、(2)日本・タイの学生双方が互いの文化について知ると同時に、自国文化について認識を深める機会とし、異なる文化を尊重する態度を養うことの2点です。

 派遣前には、事前学習でタイ語やタイの政治情勢や文化について、経験豊富な講師から学ぶとともに、タイで行う日本文化紹介のプレゼンテーション準備を行いました。渡航後は、派遣先の学部間協定校であるシーナカリンウィロート大学人文学部にて、日本語学科に所属するタイの学生達と共にタイ文化や生活習慣に関する講義・実習に参加したり、一緒に日タイの文化・習慣・若者の価値観に関するテーマについてディスカッションをしたりすることで、お互いの国に対する知識を深めることができました。
企業訪問では、スズキモーターやJAL、NTTコミュニケーションズなどの日系企業を訪問し、現地での経済活動や日本的高品質サービス、製造業の現場での厳しいコスト管理など、それぞれの国の事情の違いやビジネスの厳しさ・おもしろさを感じることができました。さらには、タイで働く校友との懇親会を開催し,現地で働く先輩から生の声を聞くことができ、海外で働くことというのはどういうことかを学びました。
9月11日に行われた修了式では、プログラムの修了書を授与され、今年度のプログラムを無事終了しました。

 なお、「国際交流(タイ)」の他に、アメリカ・メンフィス大学への派遣プログラム「国際交流(メンフィス)」、カリフォルニア州立大学モントレーベイ校への派遣プログラム「国際交流(カリフォルニア)」ベトナム・ベトナム国家大学ハノイ外国語大学との受け入れ・派遣プログラム「国際交流(ベトナム)」を実施しており、次年度もこれらのような国際交流科目を開講する予定です。

2015年度アセアン学生交流派遣プログラムスケジュール(一部紹介)
9月1日(火) バンコクへ出発
9月2日(水) 開講式、アセアンセンターにてタイ文化講義
9月3日(木) シーナカリンウィロート大学構内ツアー、日本文化紹介、タイの学生と合同発表準備
9月4日(金) タイ・スズキモーター見学、キングモンクットラカバン工科大学訪問
9月5日(土) アユタヤ観光
9月6日(日) 自由行動
9月7日(月) タイ・日本社会文化講義、NTTコミュニケーションズ・タイランド、OB懇親会
9月8日(火) 在タイ日本国大使館訪問、タイの学生と合同発表準備
9月9日(水) タイ語講座、JAL見学
9月10日(木) 市内観光、タイの学生と合同発表準備
9月11日(金)タイの学生と合同発表会、修了式・パーティ
9月12日(土) 自由行動、バンコク出発
※次年度以降本プログラムを開催する場合、スケジュールの内容を変更する可能性があります。

参加学生の感想

・価値観が大きく転換するきっかけとなりうる研修。何年目に参加するか迷っているのであれば、できるだけ早い段階で参加したほうが良いと思います。(1年男子)
 
・二週間弱が一瞬に感じられるほど楽しくて充実した時間を過ごすことができました。(2年女子)

・このプログラムに参加して一番私の中で変化したのは、語学学習へのモチベーションです。タイ・ラオス学生と交流するうちに、彼らの日本語の上手さに驚き、自分の外国語に対する能力の低さを改めて実感しました。また、タイの学生は日本語を話してくれますが、交流しているうちにタイ語を話せたらもっとコミュニケーションが円滑になるし、より多く相手のことを知れるのではないか、という気持ちも芽生えました。このことから、世界共通語の英語はもちろんのこと、自分の興味のある国の言語をもっと学びたいという意欲があがってきました。私のように海外に興味があるけど、語学等が不安で海外研修の参加にふみきれなかった人にとっては、この研修は絶好のプログラムであり海外に対する意識に良い刺激になるのではないかと思います!ぜひ、多くの人に参加してほしいです。(2年男子)

・夏休みを日本で過ごすよりも発見や、刺激を受けることができたと思っています。学部を通しての留学だったので安心して日本を発つこともできました。学部内の上下の関わりも得ることができました。様々な人と出会い、様々な経験をして毎日が幸せでした。(2年女子)

・自分の中の"当たり前"基準が変わったことが良かった。日本での当たり前、自分の中での当たり前、そう思っていることには実は様々な働きかけがあったり、見えない努力があったりすることに気づき、凝り固まった考えを見つめ直すことができた。(2年女子)
・帰国の際は日本人もタイ人も全員お別れが寂しくて涙を流すほどの濃い関係になりました。たったの2週間なのに、ものすごい充実度でした。(2年女子)

・とにかく楽しかったの一言です!タイの学生との授業での交流もそうですが、日常生活での交流でもかなり異文化の空気を実感しました。何気ないところにある文化差は現地で実感しないとわからないものだと思います。タイの学生たちはとても親切でしたし、毎日が充実した時間でした。ぜひ皆に行ってほしいです。(3年女子)

・何よりも奨めたい点は、タイの大学生と友達になれることです。普通に旅行に行くだけでは友達を作ることは難しいですが、このプログラムなら、タイの学生が親身にサポートをしてくれるし、共同でプレゼンを作成することによって、国同士で様々なことが比較でき、日本のことについても改めて知ることができます(3年男子)