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2017年01月19日明治大学
アニメの聖地巡礼を行う人へのインタビュー
秩父の商店街でアニメに関連するお菓子を販売する 和菓子屋「玉木屋」さんへのインタビュー
秩父聖地巡礼マップ、聖地巡礼アプリをみながら 聖地巡礼調査を進めるゼミ学生
秩父市役所職員で秩父アニメツーリズム委員会を運営されている 中島学さんに話を伺う。
高馬京子問題分析ゼミナールで扱う「文化がトランスナショナルコミュニケーション空間でどう形成、伝達されるのか」というメインテーマの下、「地域がどのようにして観光客(外国人を含む)を呼び込んでいるのか」について考察するため、2016年11月12,13日に埼玉県秩父市アニメツーリズム調査に赴きました。秩父は、アニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。』の舞台モデルとなった地です。これらのアニメがヒットした結果秩父が脚光を浴び、多くの人が“聖地巡礼”と銘打ってこの地を訪れるようになったと話題になりました。人気となった背景には市のどのような取り組みがあったのか、実際に足を運び調査しました。 ここでその活動をご報告いたします。
まず、初日はアニメに登場した場所に実際に訪れるという“聖地巡礼”を行いました。秩父市で作られた「聖地巡礼マップ」を片手に秩父駅周辺をまわりました。目的地周辺にある和菓子屋などの店の方々がアニメについてとても詳しいことに驚きました。お話を伺うと「せっかくきてくれたお客さんと楽しくお話がしたい。そのためにはアニメを知ることが一番。」だということです。商店街全体で聖地巡礼にきた人たちを歓迎している姿が見られました。 さらに、実際に秩父に30回以上聖地巡礼をしに来ている人にお話を聞くことが出来ました。「聖地を巡るだけじゃなくて、同じように巡礼しているアニメファンの人たちと話が出来ることが楽しい。今は、人に会うためにきている。」と話してくださいました。アニメが新たな人の輪を作っていることを感じました。
また、秩父市が“聖地巡礼”をしに来る観光客をさらに呼び込むためにどんな活動をしているのか、実際に秩父市職員で、秩父アニメツーリズム実行委員会を運営されている中島学さんに直接お話を伺うことができました。
初めは、アニメは若者向けのコンテンツであるため、アニメ文化に馴染みの薄い方にとって、地域おこしにアニメを使うことに抵抗があるかと思っていました。しかし、むしろ商店側からグッズを並べることがあり、アニメのイメージとはほど遠い寺や神社でもアニメグッズを販売するなど協力的だったということです。アニメという新しい風に抵抗感を覚えること無く、むしろ商店街の側から受け容れていく姿勢が、秩父が再び観光客を呼ぶことが出来た大きな要因だと感じました。
今回秩父で調査をおこなうことで、アニメを使った地域おこしの実状を多少なりとも知ることができました。また、実際に自分たちの足で現地を調査することの大切さを実感しました。秩父でいろいろ調査にご協力いただいた方々にお礼を述べると共に今後のゼミの調査活動にも今回の経験を活かしそれぞれの研究を進めていきたいと思います。
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