学部別入学試験
清原ゼミナールで学年対抗ディベート大会を実施しました
2017年07月14日
明治大学 情報コミュニケーション学部事務室
論題1のディベート風景
論題2のディベート風景
講評後、OGから勝者への差し入れを受取り、笑顔のグループメンバー
情報コミュニケーション学部清原聖子ゼミナールでは、今年度、学年別のゼミの授業の中で、文献講読のほか、ディベートの練習や準備を行ってきました。そして、7月8日(土)に春学期の勉強の集大成として、二つの論題について学年対抗のディベートを行いました。
論題1は、「アメリカは不法移民の強制送還を厳しくすべきである」
論題2は、「日本は日米安保を破棄すべきである」
として、論題1では1年生が否定側・3年生が肯定側、論題2では1年生が肯定側3年生が否定側をそれぞれ務めました。
<清原先生より>
論題1についてはアメリカの2016年大統領選の候補者の政策を意識して、民主党と共和党のそれぞれの主張の資料を探し、Pew Research Centerのレポートをはじめ、英文で資料を読まなければいけないことが多く、準備に苦戦していました。しかしその分良い勉強になったようです。論題2については、日米安全保障条約を読むところからはじめ、様々な新聞資料を探して、データで説明しようと頑張っていました。途中経過を見ていると、準備が間に合わないのではないかと思いましたが、最後の一週間の追い込みはどちらのチームも素晴らしいもので、当日はチームワークもよくなったのが感じられました。結果としては、1年生と3年生は一勝一敗でした。
私はこれまでもゼミで他大学とのディベート大会を行ってきましたが、アメリカに在外研究中にAmerican Political Science AssociationのTeaching Conferenceに参加した際に、アメリカの大学の授業ではディベートを積極的に取り入れている話を聞きました。アメリカの大学生でも、シャイで先生に発言を求められても発言しない学生もいるそうで、そういう時にもディベートならば話すようになるので良いという話や、資料収集や立論を書く段階で自ら勉強することになるため学生にとってその内容についての理解度が深まり、とても効果的であるという話を聞きました。そういうこともあって、今年度のゼミではぜひ学年対抗のディベートを行いたいと思っていました。
今回は、土曜日に開催したため、4年生やゼミのOB・OGも3人参加して、審査員役やタイムキーパーの役割に協力してくれました。ディベート前のランチタイムや終了後の講評の時間に、現役生にとっては普段会うことのできないOB・OGから様々な後輩へのメッセージ聞くこともできて、とても貴重な機会になったと思います。また来年度も春学期にこのような機会を作れれば、と思っています。
以下、参加学生の感想の一部です。
■1年生
「今回ディベートを通して、準備と客観的にものごとを捉えることの大切さを学んだ。」
「生まれて初めてのディベートの試合だった。そしてたった二学年しか違わないのに自分とは比べ物にならないほど意識が高い人達との出会いであった。」
「今回初めて本格的なディベートを体験しましたが、緊張もあってか、瞬時に相手が述べていることを飲み込むことがとても難しく感じた。」
「しっかり準備をして本番を迎えると意外と楽しかった。」
「相手が反論してくるであろうポイントを入念に調べ上げ、プロテクトできるようなものを仕上げてくるべきであった。」
「私は3年生とのディベートで、やはり3年生はソースを持ってくるのが上手だと感じました。OBの方に教わったデータの集め方は今後のディベートにも活かせそうだと思いました。」
「初めてのディベートを終えて、自分の考えとは異なる意見側の立論をやってみて異なる視点から物事を捉えられたので良かった。話す際の相手に対する姿勢や話し方が影響する力を改めて知った。」
■3年生
「今回のディベートでは私は立論の担当だったのでしっかりと証拠資料を集めること、また論理的に組み立てること、相手から質問されたときにどう答えるか、穴を埋めることを意識して立論を組み立てた。本番ではあまり返答をうまくすることができなかったが、筋の通った立論をすることができた。」
「相手の論拠は一点を狙うのではなく全体を見て対応することが重要。論点をずらしてしまうと場合によっては戻すのがとても難しい。」
「負けてすごく悔しかった。論点がずれたディベートを行ってしまったので今度は論点がずれないように冷静にディベートを行うようにしたいです。」
「準備の大切さがよくわかったディベートでした。結果は負けでした。先輩は『勝ち負けにこだわらず』と言っていましたが悔しいです。」
「立論から第二反駁までの中で何が伝えたいのかをぶれずに伝える必要があるとわかった。話すより聞く力を身に着けることが今後の討論に役立つと思った。」
「主張を最後まで一貫させること。ディベートでそれを守ることの大切さと難しさを知りました。チームで意見が統一できていなければ立論と反駁で矛盾が生じてしまう。ディベートはあくまでも第三者に自分たちの意見の正当性を主張することが肝なのだと理解できました。」
論題1は、「アメリカは不法移民の強制送還を厳しくすべきである」
論題2は、「日本は日米安保を破棄すべきである」
として、論題1では1年生が否定側・3年生が肯定側、論題2では1年生が肯定側3年生が否定側をそれぞれ務めました。
<清原先生より>
論題1についてはアメリカの2016年大統領選の候補者の政策を意識して、民主党と共和党のそれぞれの主張の資料を探し、Pew Research Centerのレポートをはじめ、英文で資料を読まなければいけないことが多く、準備に苦戦していました。しかしその分良い勉強になったようです。論題2については、日米安全保障条約を読むところからはじめ、様々な新聞資料を探して、データで説明しようと頑張っていました。途中経過を見ていると、準備が間に合わないのではないかと思いましたが、最後の一週間の追い込みはどちらのチームも素晴らしいもので、当日はチームワークもよくなったのが感じられました。結果としては、1年生と3年生は一勝一敗でした。
私はこれまでもゼミで他大学とのディベート大会を行ってきましたが、アメリカに在外研究中にAmerican Political Science AssociationのTeaching Conferenceに参加した際に、アメリカの大学の授業ではディベートを積極的に取り入れている話を聞きました。アメリカの大学生でも、シャイで先生に発言を求められても発言しない学生もいるそうで、そういう時にもディベートならば話すようになるので良いという話や、資料収集や立論を書く段階で自ら勉強することになるため学生にとってその内容についての理解度が深まり、とても効果的であるという話を聞きました。そういうこともあって、今年度のゼミではぜひ学年対抗のディベートを行いたいと思っていました。
今回は、土曜日に開催したため、4年生やゼミのOB・OGも3人参加して、審査員役やタイムキーパーの役割に協力してくれました。ディベート前のランチタイムや終了後の講評の時間に、現役生にとっては普段会うことのできないOB・OGから様々な後輩へのメッセージ聞くこともできて、とても貴重な機会になったと思います。また来年度も春学期にこのような機会を作れれば、と思っています。
以下、参加学生の感想の一部です。
■1年生
「今回ディベートを通して、準備と客観的にものごとを捉えることの大切さを学んだ。」
「生まれて初めてのディベートの試合だった。そしてたった二学年しか違わないのに自分とは比べ物にならないほど意識が高い人達との出会いであった。」
「今回初めて本格的なディベートを体験しましたが、緊張もあってか、瞬時に相手が述べていることを飲み込むことがとても難しく感じた。」
「しっかり準備をして本番を迎えると意外と楽しかった。」
「相手が反論してくるであろうポイントを入念に調べ上げ、プロテクトできるようなものを仕上げてくるべきであった。」
「私は3年生とのディベートで、やはり3年生はソースを持ってくるのが上手だと感じました。OBの方に教わったデータの集め方は今後のディベートにも活かせそうだと思いました。」
「初めてのディベートを終えて、自分の考えとは異なる意見側の立論をやってみて異なる視点から物事を捉えられたので良かった。話す際の相手に対する姿勢や話し方が影響する力を改めて知った。」
■3年生
「今回のディベートでは私は立論の担当だったのでしっかりと証拠資料を集めること、また論理的に組み立てること、相手から質問されたときにどう答えるか、穴を埋めることを意識して立論を組み立てた。本番ではあまり返答をうまくすることができなかったが、筋の通った立論をすることができた。」
「相手の論拠は一点を狙うのではなく全体を見て対応することが重要。論点をずらしてしまうと場合によっては戻すのがとても難しい。」
「負けてすごく悔しかった。論点がずれたディベートを行ってしまったので今度は論点がずれないように冷静にディベートを行うようにしたいです。」
「準備の大切さがよくわかったディベートでした。結果は負けでした。先輩は『勝ち負けにこだわらず』と言っていましたが悔しいです。」
「立論から第二反駁までの中で何が伝えたいのかをぶれずに伝える必要があるとわかった。話すより聞く力を身に着けることが今後の討論に役立つと思った。」
「主張を最後まで一貫させること。ディベートでそれを守ることの大切さと難しさを知りました。チームで意見が統一できていなければ立論と反駁で矛盾が生じてしまう。ディベートはあくまでも第三者に自分たちの意見の正当性を主張することが肝なのだと理解できました。」