Go Forward

情報コミュニケーション
学部

小田光康ゼミナールOBが米メディア記者として平昌パラリンピックを取材

2018年04月19日
明治大学

パラリンピックの開会式後、オリンピックスタジアムで聖火台をバックに撮影。パラリンピックの開会式後、オリンピックスタジアムで聖火台をバックに撮影。

パラリンピック開会式で聖火台に点灯する、Seo Soonseook(韓国)とKim Eunjung(韓国)パラリンピック開会式で聖火台に点灯する、Seo Soonseook(韓国)とKim Eunjung(韓国)

パラリンピック開会式てで聖火リレーを務めた、韓国のChoi Bogue(左)と北朝鮮のMa Yu Choi(右)パラリンピック開会式てで聖火リレーを務めた、韓国のChoi Bogue(左)と北朝鮮のMa Yu Choi(右)

右手と左手のみで滑る、アルペンスキー女子大回転立位クラスのStephanie Jallen(米国)右手と左手のみで滑る、アルペンスキー女子大回転立位クラスのStephanie Jallen(米国)

インタビューでアジアのパラリンピックや障害者スポーツについて語るIPCの山脇康理事インタビューでアジアのパラリンピックや障害者スポーツについて語るIPCの山脇康理事

 記者への囲み会見に応じる、IPCのアンドリュー・パーソンズ会長 記者への囲み会見に応じる、IPCのアンドリュー・パーソンズ会長

情報コミュニケーション学部小田光康ゼミナールではジャーナリズム・メディア分野のグローバル人材育成に向けた「アクティブ・ラーニング」の一環として、このたび、ゼミ生OBの橋本大周君(大学院情報コミュニケーション研究科修士課程2年・指導教員中村義幸教授)が平昌冬季パラリンピックを米五輪専門メディア「Around The Rings(ATR)」の記者として取材しました。

小田ゼミではATRの協力を得て、教員と有志学生らがジャーナリズム教育の実践の場として非営利型パブリック・メディア「Around the Rings Japan(ATR Japan)」(代表:小田光康准教授)を運営しています。ゼミ生はこれまで、リオ五輪大会や札幌アジア大会、国際オリンピック委員会(IOC)への国際取材や、2020年東京五輪パラリンピック関連の国内取材を重ねてきました。この結果はATRに英文記事として、また、ATR Japanに邦文記事として掲載しています。

■橋本大周君、平昌パラリンピック報告
2018年3月9日から18日まで、韓国・平昌郡と江陵市を中心に開催された平昌冬季パラリンピックを取 材しました。今大会は過去最多の49カ国・地域から約570人の選手が参加し、6競技80種目でメダルを 競いました。今回初めてパラリンピックを取材したのですが、パラリンピックの競技は五輪とは一味違った競技性と面白さが魅力的で、選手や観客が非常にエキサイトしていたことが印象的でした。また、国際パラリンピック委員会(IPC)のアンドリュー・パーソンズ会長への取材や、IPC理事で日本パラリンピック委員会の委員長の山脇康氏への単独インタビューから、パラリンピックムーブメントの現状や問題、さらには将来のビジョンを聞き出すことができ、大きな収穫になりました。何より、アクティブ・ラーニングとしてジャーナリズムを学ぶに留まらず、世界各国のジャーナリストや選手、大会関係者や観客と触れ合うことができたことは、人生にとって忘れがたい経験になりました。ATRの記者として1ヶ月以上にわたって平昌五輪・パラリンピックを取材しましたが、楽しく、充実し、夢のような日々を過ごすことができました。

アンドリュー・パーソンズIPC会長への取材の様子は こちら

山脇康IPC理事へのインタビュー記事は こちら

■ATRについて
米ジョージア州アトランタに本部を置くATRはエド・フーラCEO兼編集長が1990年に創立した五輪専門の報道機関で、1992年のバルセロナ大会から2016年のリオデジャネイロ大会まで夏季・冬季の五輪すべてを取材してきました。国際オリンピック委員会(IOC)の本部があるスイス・ローザンヌに特派員を置き、総勢約20人のジャーナリストがIOCや日本オリンピック委員会(JOC)など各国のオリンピック委員会、国際競技団体(IF)を中心に取材活動をしています。五輪大会の競技そのものよりも、五輪を取り巻く政治・経済・社会に関する出来事を取材対象にしていることが特徴です。また、フーラ編集長は毎日新聞で『五輪を語ろう』という連載コラムを担当しています。
(ATRのHP:http://aroundtherings.com/site/1/Home