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情報コミュニケーション
学部

2019年度ベトナム受入プログラム実施報告

2020年01月28日
明治大学 情報コミュニケーション学部

オリエンテーションオリエンテーション

立山・修験道の山岳信仰文化研修立山・修験道の山岳信仰文化研修

称名滝にて称名滝にて

鎌倉研修鎌倉研修

三味線経験・実習三味線経験・実習

修了式修了式

横浜にて横浜にて

帰国日・空港にて帰国日・空港にて

情報コミュニケーション学部は2019年6月10日から6月30日まで,今年で6回目となるベトナム短期学生交流受け入れプログラムを実施しました。ベトナム国家大学ハノイ外国語大学日本言語文化学部から7名,ハノイ大学から3名の合計10名の学生を受け入れました。

3週間の受入期間中,9月のベトナムへの派遣プログラムに参加する情報コミュニケーション学部生9名,政経学部1名,法学部2名の合計13名,川島高峰・基礎ゼミナール及び問題分析ゼミナールの学生らが「サポーター」としてベトナム学生の学習及び研修と日本での生活のサポートにあたり,国際交流の学びを互いに深めることができました。

2019年の受入プログラムは,川島高峰・問題分析ゼミナールが2016年の富山県立山町のインターカレッジ・コンペティション大会で優秀賞を獲得した提案事業について,その実証実験を行う最終年度となりました。同提案事業は立山町内の観光資源の国際化のために留学生がこれをモニタリングし,国際的な広報を試みるというものでした。2017年から3年間の受入プログラムでベトナムの学生たちは日本の学生と共に立山独自の山岳信仰の文化体験をし,外国人観光客の来訪を促す動画の制作に取り組んできました。下記がその成果となります。

facebook ページ “Khám phá Tateyama, Nhật Bản”
https://www.facebook.com/tateyama.japan/

受入担当学生の提案による三味線の体験や,日本の高等学校訪問とそこでの交流学習なども実施することができ,非常に中身の濃い3週間を過ごすことができました。

≪2019年度ベトナム短期学生交流プログラム(受入)スケジュール(一部紹介)≫

6月10日(月) 日本到着
6月11日(火) 開講式,授業「情報コミュニケーション学」,立山研修の事前学習
6月12日(水) 和泉キャンパス・図書館見学
6月13日(木) 交流授業「基礎ゼミナール」
6月14日(金) 立山研修:立山博物館,芦峅ふるさと交流館,芦峅雄山神社,閻魔堂,遙望館,まんだら遊苑(道者衆体験)
6月15日(土) 立山研修:室堂,称名滝
6月16日(日) 立山研修:立山カルデラ砂防博物館,岩峅雄山神社(巫女体験・神楽舞)
6月17日(月) 自由行動日
6月18日(火) 都内見学(皇居と参議院)
6月19日(水) 授業「異文化間コミュニケーション」
6月20日(木) 明治神宮早朝参拝,交流授業「基礎ゼミナール」
6月21日(金) 鎌倉研修 (鶴岡八幡宮,高徳院鎌倉大仏)
6月22日(土) 都内見学(日本科学未来館)
6月23日(日) 都内見学(江戸東京博物館)
6月24日(月) 授業「インターン入門」/三味線等日本文化体験研修
6月25日(火) 自由行動日
6月26日(水) 授業「異文化間コミュニケーション」
6月27日(木) 高等学校との文化交流学習(淑徳高等学校)
6月28日(金) 修了式
6月29日(土) 自由行動日(横浜)
6月30日(日) 帰国

<参加学生の感想(原文のまま掲載)>

留学中,富山県に見学に行った時,ベトナム人に富山県の美しさを紹介するミッションがあります。計画を一緒に考え,グループで相談していました。ベトナム語で富山のページに富山の文化を投稿して,シェアしました。そして,皆さんが富山のことが分かるように,ハノイ大学とハノイ国家大学は富山の美しさのビデオを作りました。結果は多くの友達が富山を知り,将来日本の富山県に旅行したいと言いました。(LE KHANH QUYNH)

東京都内で江戸博物館,原宿町やお台場をはじめとする観光地を訪れたら,過去から未来の日本がわかるようになりました。歴史や文化に限らず,現代生活も最新技術も日本の様々な面から見られました。なお,全く異なっている政治制度の皇居および参議院・衆議院について説明していただきました。つまり,今度の交流プログラムでは豊富な日本事情に関する知識を身につけたり,面白くて貴重な体験をしたりすることができました。(HO THI BINH AN)

外国人を受け入れることはその国の文化などを尊重することはもちろん,その人たちにとっての当たり前を知って受け入れて,自分たちの当たり前を教えることが大事だと感じました。活動していく中で簡単な日本語を使うことを心がけていました。また日本の文化を教える際には例え話や事例を出すなどわかりやすさに重点を置いて説明しました。ベトナムの学生から日本語について質問される度に,普段何気なく使っている言葉を調べて,あーそういう意味だったのかという発見ができ,私自身も学びが多かったです。外国人と気構えていましたが,話すと好きなものやノリなど自分たちと変わらず,国境は関係ないということをとても感じました。このような機会でなければ出会えなかったと思うので,この縁を大切にしていきたいです。(受入・総括担当 原口真衣子)