作品のキーコンセプトとしたハート
撮影に協力していただいた小海町の皆さん1
撮影に協力していただいた小海町の皆さん2
新海誠の作品に登場するシーンでの記念撮影
町内の「八岳(やたけ)の滝」にて
長野県小海町・駅前広場での取材
情報コミュニケーション学部・川島ゼミナールでは2017年より長野県小海町と地方創成の連携活動にあたっています。これまで空き家のリノベーション、観光資源調査、小海町の情報発信支援などに取り組んできました。
2018年からは長野朝日放送が主催する『長野県ふるさとCM大賞』に小海町の住民の皆さんと協力し、町のCM作成を行っています。小海町は映画監督・新海誠の故郷であり、同監督が描く作品に登場する里山や自然の描写はこの町の景観から描かれています。新海作品の情景描写に学びながら、都会に住む若者として町のPR動画の作成に取り組んでいます。
2019年度・参加学生からのコメント
一から映像を作るということはメンバー全員が初めての経験であったため、大きな達成感を得ることができましたが、様々な苦労の連続でもありました。そもそも、小海がどのようなところなのかについて、先輩からの資料の引継ぎ、下調べを行い、まず5月に小海を訪問しました。初めて町の方々と深く関わる機会を持つことができ、皆さんの温かさに触れることができ、小海町がとても好きになることができました。どのようなコンセプトで作品を作るのか、その方向性や絵コンテ作成の段階で多くの議論を積み重ね、8月2日〜4日にかけて住民の方々のご協力をいただいて、撮影をさせていただくことができました。映像に出ていただいた方々や音楽を提供してくださった方など、たくさんの人に協力をしてもらったために、多方向と連携・調整をとることや、より計画性を持って取り組むことの難しさを学びました。編集の段階では誰も編集経験がなく技術もなかったため、様々な機能を試しながら連日夏休みのメディア教室に集まり作業しました。
今回CM作成をするにあたって様々なCMの研究を行ったことで、新しい視点での見方を発見でき、視野が広がりました。今年は残念ながら賞を取ることは叶いませんでしたが反省を踏まえ後輩たちには頑張ってほしいと思います。