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情報コミュニケーション
学部

2019年度ベトナム短期学生交流派遣プログラム実施報告

2020年03月31日
明治大学 情報コミュニケーション学部

ノイバイ空港に無事到着ノイバイ空港に無事到着

ハロン湾にてハロン湾にて

落語の実演落語の実演

秒速の競技かるたを披露秒速の競技かるたを披露

皆でかるたを作りました皆でかるたを作りました

かるた作り 明治ですからかるた作り 明治ですから

技能実習生派遣機関での実習候補生との交流技能実習生派遣機関での実習候補生との交流

JETROハノイ事務所 所長とともにJETROハノイ事務所 所長とともに

ベトナムの学生とローカルフードを食べ歩きベトナムの学生とローカルフードを食べ歩き

ナイトマーケットで肉料理に挑戦ナイトマーケットで肉料理に挑戦

アオザイを着て記念撮影アオザイを着て記念撮影

ハノイの有名な観光スポット「線路上」ハノイの有名な観光スポット「線路上」

修了書を手にULISの講堂前にて修了書を手にULISの講堂前にて

情報コミュニケーション学部は,2019年9月7日から9月19日まで,ベトナム短期派遣プログラム(学部設置科目「国際交流(ベトナム)」)を実施し,12名の学生(1年生9名,2年生1名,4年生2名)が参加しました。

2019年度・科目「国際交流(ベトナム)」は,大学の世界展開力強化事業,日本学生支援機構の奨学金(派遣・受入双方)の採択を受けて実施されました。本年のプログラムは受入れ・派遣・報告の3段構成からなります。

受入れではベトナム社会主義共和国のベトナム国家大学ハノイ外国語大学日本言語文化学部,ハノイ大学より10名の留学生を受け入れました。本年は履修生に競技かるたの選手,落語研究会の部員がいたこともあり,これを受入プログラムの体験学習に組み入れ,さらに派遣時においても日本文化の体験ワークショップを行うことができました。また,9月のベトナム派遣に備えて,ハノイでの日越交流学習の内容について事前にベトナムの学生と準備するようにしました。

派遣では,今年度は「国際交流(インドシナ)」のプログラム参加者と合同でベトナム・ハノイでのプログラムを実施しました。「国際交流(インドシナ)」の学生たちはバンコク,シェムリアップ,プノンペンでのブログラムを経てハノイへ来ており,彼らのタイ・カンボジアでの知見を,「国際交流(ベトナム)」の学生と共有しながらプログラムを進めることができました。

ベトナム派遣の締めくくりとしてハノイ外国語大学で報告会を行い,さらに帰国後の10月27日,明治大学ホームカミングデーにおいて報告会を実施しました。

<派遣プログラムスケジュール(一部紹介)>

9月 7日(土) 成田空港発 スワンナプーム(タイ・バンコク)空港着
9月 8日(日) ハロン湾研修
9月 9日(月) ハノイ外国語大学ガイダンス・交流学習
9月10日(火) 技能実習生送出機関・第一ハノイ及びJETROハノイ研修
9月11日(水) ハノイ外国語大学交流学習
9月12日(木) ハノイ外国語大学交流学習・報告会
9月13日(金) 市内研修(タンロン城・市民劇場等)
9月14日(土) 自由行動
9月15日(日) 市内研修
9月16日(月) ハノイ大学交流学習
9月17日(火) 女性博物館・国際交流基金研修
9月18日(水) 軍事歴史博物館・シルク村研修,空港へ移動
9月19日(木) ノイバイ国際空港(ベトナム・ハノイ)出発 成田空港着

<参加学生の感想>

・ULIS(ベトナム国家大学ハノイ外国語大学)の学生が日本の「食」について食料自給率,和食,B級グルメ,の三つの立場からプレゼンテーションをしてくれた。違う国の人が日本の問題点や文化について紹介しているのは新鮮で,また自分たちにはない視点から投げかけられる質問に答えることで,より自国の文化への理解度が深まったように思えた。

・三つの議題,「学習するにあたって,コミュニケーションと言語知識のどちらが重要か」,「なぜ日本語が人気なのか」,「日本語を学ぶことの大切さ」についてULISの学生と明治大学の学生が自分の意見を言い合った。ULISの学生の,語学の勉強に対する意識や姿勢を知り,日本人の学生も話し合いを通して新たな考え方を膨らませることができ,とても有意義な時間を過ごすことができた。

・明治大学の紹介や日本の文化の紹介などを自由に話し合った。様々な話をしたがハノイ大学の学生の反応が一番よかったのは,日本とベトナムの若者の間で流行している言葉や文化についてであった。日本で人気な歌手や食べ物の話をすると,話を聞いていなかった子も食いついてきて,国や文化が違っても同世代として似ている所も多い事を実感した。

・技能実習生のあの笑顔が消えてしまわないような受け入れ態勢を作っていきたい。日本は少子高齢化であり,これからの外国人労働者の急増は不可避である。こうした人々と少しでもよりよい関係を築くには,お互いの文化の把握や理解が必要であると考える。こうした課題を胸にこれから困っている外国人がいたら積極的にコミュニケーションをとるなどのアクションをおこして行きたいと思う。