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【情コミ牛尾ゼミナール】喫煙所を“考える場所”に。 二子玉川駅付近の公共喫煙所をリニューアル

2022年10月24日
明治大学 情報コミュニケーション学部

「喫煙所を“考える場所”に。二子玉川駅付近の公共喫煙所をリニューアル」
※情報コミュニケーション学部・牛尾ゼミナールは「業界や企業の研究を通じて,社会的問題を解決する方法を見つけ出す」をテーマに日頃からSDGsに取り組んでいます。当喫煙所は、牛尾ゼミナールが産学連携プロジェクトとしてリニューアル時のコンセプトを考案したもので、設置について明治大学との関係はございません。

 牛尾ゼミナールは、JT、世田谷区、国産木材の魅力発見拠点 MOCTIONご協力のもと、「地域に貢献するサステナブルな喫煙所」をコンセプトに、二子玉川駅付近に設置されている公共喫煙所をリニューアルしました。リニューアル後の喫煙所は、2022年7月29日より利用を開始しています。
 学生ならでは、そしてダイバーシティについて研究している牛尾ゼミナールならではの視点を大切に、喫煙者と非喫煙者の双方にメリットのある空間となることを目指し、本プロジェクトを進めてきました。地域の方々にSDGsをはじめとするサステナブルな取り組みを意識するきっかけを提供するべく、外壁に東京都内の木材である多摩産材をデザインに採用し、世田谷区のハザードマップ等も掲示しています。


主な改修内容
• 外壁に多摩産材を利用
 間伐材を有効利用することで【SDGs目標15:陸の豊かさも守ろう】を発信できるよう工夫しています。また、多摩産材の活用については、「国産木材の魅力発信拠点 MOCTION」にもアドバイスをいただきました。
 
•「世田谷区洪水・内水氾濫ハザードマップ」を掲示
 二子玉川駅付近は多摩川をはじめとした自然豊かな地域であることから、洪水や増水・土砂災害に備える必要があると考え、【SDGs目標11:住み続けられるまちづくりを】を発信できるよう「世田谷区洪水・内水氾濫ハザードマップ」を掲示しました。 

 
 
設置したパネル


参加した学生の声
 「喫煙所を『たばこを吸う場所だけではなく考える場所でもあって欲しい』という想いで今回取り組みました。昨今、SDGsという言葉を耳にすることも増えましたが、『実際はどんなものか分からない』『難しい』などと思う人も多いのではないでしょうか。私たちも取り組んだ当初はそのようなイメージしかなく、意見を出し合いながら手探りのスタートでした。このプロジェクトを進めていく中で、SDGsというのは思っていたよりも難しいものではなく、小さなことから一つ一つ取り組めることなのだという気づきを得ました。この喫煙所がきっかけで、住んでいる地域や環境に目を向けてくださる方が1人でも増えたら嬉しいです。また、二子玉川の美しい街に馴染み、自然と共存する喫煙所を目指し、デザインにもこだわりを詰めておりますので、多くの人に愛される温かい空間となるよう願っております。」