Go Forward

国際日本学部

国際日本学部山脇ゼミがダイバーシティ・プレゼンコンテストで最優秀賞を受賞

2020年11月04日
明治大学 国際日本学部

山脇ゼミのプレゼン・チーム山脇ゼミのプレゼン・チーム

2020年10月31日に、都内4大学のゼミが参加するプレゼンコンテスト「ダイバーシティ&インクルージョン—大学生が考える東京の未来」がオンラインで行われました。明治大学国際日本学部の山脇ゼミ(多文化共生論)から3年生6名が出場し、最優秀賞を受賞しました。優秀賞は、東京女子大学の松尾ゼミが受賞しました。

出場したのは東京女子大学、法政大学、明治大学、早稲田大学のゼミの4チームで、出場大学の学生が運営するダイバーシティ・プレゼンコンテスト実行委員会が主催しました。今年は新型コロナウィルスの影響で、ZoomおよびYouTubeを用いたオンライン開催となりました。

このプレゼンコンテストは、本来、東京都が主催する人権啓発イベント「ヒューマンライツフェスタ東京2020」の一環として実施される予定でした。2015年以来、ヒューマンライツフェスタの一環として、多文化共生をテーマに5回のコンテストが実施されてきました。今回、コロナ禍の中、ヒューマンライツフェスタは中止となりましたが、学生たちが自主的に実行委員会を起ち上げ、テーマも「ダイバーシティ&インクルージョン」に広げ、オンラインでのコンテストを実現しました。山脇ゼミは、2017年度から最優秀賞の受賞が続き、今年で4年連続となります。

審査員は、東京都総務局人権部の堀越弥栄子部長、東京人権啓発企業連絡会の野口晃嗣専務理事、電通ダイバーシティラボ伊藤義博代表に務めていただきました。

出場チームとプレゼンテーマは以下の通りです。(出場順)

・法政大学キャリアデザイン学部 松尾知明ゼミ
 「心のソーシャルディスタンス~心のバリアを解き放とう~」
・東京女子大学現代教養学部 松尾慎ゼミ
 「共生社会への種まき~中高生とともに考える多文化共生ワークショップ~」
・明治大学国際日本学部 山脇啓造ゼミ
 「True Colors~じぶんらしく、あなたらしく~」
・早稲田大学文化構想学部 山西優二ゼミ
 「No one will be left behind~ケアラー、支える人を支える社会のために~」

山脇ゼミのプレゼンでは、偏見や差別をなくし、だれもが自分らしく生きられる社会の実現のために、「つくろう!みんなまち」というゲーム型のワークショップを中野区の小学校で開催するという提案を行いました。小さい頃から多文化共生について考えることで、世の中から偏見や差別をなくし、ありのままで過ごすことができる社会の実現につながると考え、このような提言をしました。
(国際日本学部3年 渡邉夏美)


<出場者の感想>
金井音色:たくさんの方々からのアドバイスや支えによって私たちは優勝することができたと思います。気持ちのぶつかり合いや方向性の食い違いなど正直なところ諦めかけた時も沢山あります。でも、この大会を終えて全員、成長することができたと思います。今回得た頑張りや楽しさ、苦しさ、悔しさ全て、今後の活動に活かしていけるようにがんばっていこうと思います。

菊島百佳:今年はコロナウィルスの影響で、活動開始から今までズームで会議を行い、準備を進めてきました。直接顔を合わせずに行うミーティングの難しさに、挫けそうになった時もありましたが、先輩方や多くの外部の方のアドバイスやサポートのおかげで、無事優勝することができました。大きな達成感につながり、メンバーにも大変感謝しています。今後は今回提案した企画の実現に向けて、11期全員で頑張っていきたいと思います。

高橋一生:プレゼンコンテストという言葉の意味を再認識した本大会でした。自分たちで満足するだけでは事足りず、相手に自分たちの思いを100%伝えなければいけないのが、プレゼンコンテストでした。多くの方のお力添えをいただき、自己完結で終わらない、「プレゼン」を作り上げることができました。今回のプレゼンを提案で終わらせず、実現に向けてこれからも頑張ろうと思います。

高野真咲:今年のプレゼン班の活動は、班の発足からほとんどの過程をリモートで行い、本番約1か月前になって初めて会うことが出来たという、とても異例なものでした。何度も行き詰まったり、意見がぶつかったりすることもありましたが、全員で必ず最高のプレゼンを作る!という思いだけは揺らぐことなく、最後まで突き進むことができました。3連覇をされた先輩方の背中を追って集まった個性豊かな6人でしたが、この6人だったからこそ、まさにそれぞれのTrue Colorsを活かし、歴代のプレゼンに負けないくらいの提言を行うことができたと確信しています。今後は、山脇ゼミ11期生で一丸となって、カラフルな社会の実現に向け、尽力していきます。

辻野雅紀:今回の優勝の要因には、多くの方々からご支援を頂いたこと、そして、プレゼン班1人1人が自分の個性を存分に発揮できたことがあると思います。5人と共に過ごした時間は、個性溢れるカラフルな日々でした。僕の至らなさもあり、気持ちがすれ違うこともありましたが、1人1人の個性が僕は大好きです。多くの個性が集まれば、その数だけ違いが生まれ、対立も少しは起きるかもしれないけれど、それを乗り越えた先には、彩りに満ちた明るい未来がきっとあるのではないか。そんなことを心の底から感じました。

渡邉夏美:今年は新型コロナウィルスの影響でプレゼンに向けた話し合いがほとんどオンラインで行われたため、話し合いは難航していました。それでも、6人全員が妥協することなく意見を言い合ったことで、自分たちの120%の力を発揮することができたと思います。これが最優秀賞をいただくことができた所以だと思っています。4連覇がかかっているというプレッシャーがあった分、最優秀賞を受賞した瞬間の喜びは何にも代えられないものとなりました。プレゼン大会にご協力していただいた皆様本当にありがとうございました。

<実行委員の感想>
堀内亜沙子(実行委員長):今年はコロナの影響を受け、学生主催となり、5ヶ月間他大学と密に連絡を取り合いながら準備を進めてきました。準備はとても大変でしたが、当日、4大学がプレゼンをしている姿を見て感動しました。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

嵯峨るな:オンラインというはじめての試みでしたが、無事に終えることができてよかったです。例年とは異なる部分があり、苦労したことも多かったですが、プレゼン班の頑張りを見て「自分も頑張ろう」と思えました。どの大学のプレゼント素晴らしく、刺激のある時間でした!

鄭惺録:COVID-19により例年とは違いオンラインでの開催になりましたが、プレゼン班をはじめとするみんなの努力があって、無事に開催することができたと思います。そして、ダイバーシティというテーマで、4大学のそれぞれの視角から作られたプレゼンを見ることは、自分にとってもとても有意義な経験でした。みんなお疲れ様です!

塚田百音:今年はミーティングも他大学と対面ではできないなか、密に連絡を取り合い、初のオンライン開催を乗り切ることができました。当日までどうなるか分からないことも多く不安でしたが、多くの方に視聴していただけてよかったです。4大学のプレゼンはそれぞれの研究の特徴がでていて、どれも学びが多い発表内容でした。

吉鶴太聖:オンラインというはじめての試みでしたが、無事に終えることができてよかったです。例年とは異なる部分があり、苦労したことも多かったですが、プレゼン班の頑張りを見て、「自分も頑張ろう」と思えました。どの大学のプレゼンも素晴らしく、刺激のある時間でした!