卒業生の声
山脇ゼミが横浜市立相沢小学校で多文化共生ワークショップを実施しました
2021年07月21日
明治大学 国際日本学部
山脇ゼミ3年生(12期生)は、7月12日に横浜市立相沢小学校6年生の2クラス(計33名)を対象にした多文化共生オンラインワークショップを開催しました。ディスカッションの題材として、カメルーン出身の漫画家、星野ルネさんの「外国人の人権コミックエッセイ」を主に扱い、日本に住む外国人は何に困っているのか、そして日本に暮らす私たちには何ができるのかを小学生と大学生が一緒に考えるワークショップになりました。また相沢小学校はSDGsの学習に力を入れており、山脇ゼミのワークショップもSDGs学習の一環として開催することができました。
山脇ゼミと相沢小学校の交流は昨年度に始まりました。2020年11月に山脇ゼミは同校6年生を対象としたオンラインワークショップを実施しました。翌月には、ワークショップ担当ゼミ生が同校で開かれた児童の発表会に参加し、対面での交流を実現しました。そして、今年度、単発のワークショップではなく、複数回実施することで、小学生により深く多文化共生について考えてもらう計画を立て、今年度一回目のワークショップを実施しました。
今回のワークショップは2つの目的と1つの願いを設定しました。1つ目の目的は今後のワークショップでも活発な話し合いができるように小学生と仲良くなることでした。対面でワークショップを行えなかったため、ゼミ生はZoomの機能を使い、アイスブレイクを長く取ることで小学生と仲良くなれるよう心がけました。2つ目の目的は、第2、3回目のワークショップをより発展的なものにするために、今の小学生が多文化共生に対して持つ関心や疑問を探ることでした。今回扱った星野ルネさんの漫画は小学生にもわかりやすく日本に暮らす外国人が困っていることが多角的に描かれており、参加した児童の様々な関心を集めることができました。そして、このワークショップを通して、日本の現状を知り、多文化共生に関心を持ってほしいとの願いを込めて開催しました。
相沢小学校では児童1人1人にiPadが支給されていたため、今回は2人で1台のiPadを使ってZoomに参加してもらいました。より話し合いを活発にするために。参加者を6つのグループにわけてゼミ生2人、小学生4~6人のグループを作りました。ワークショップは4部構成で行いました。①はじめの挨拶、②星野ルネさんの「外国人の人権コミックエッセイ」を使った話し合い、③ゼミの方から事前に渡してあったワークシートを使って感想共有、④まとめ、以上の4部構成です。
第3部のワークシートでも星野ルネさんがTwitterで掲載している1ページ完結型の漫画を5つ載せ、その中から一つ選んで印象に残った点を事前に書いてきてもらいました。その漫画には外見で人を判断しないことや資源の大切さが描かれており、小学生から「みんな地球人という考え方が好きになった」や「普段の水場遊びでも水を大切に扱おうと思った」などの感想が寄せられました。ワークショップが始まった直後はお互いに緊張が見られましたが、次第に緊張も溶け、最後にはまた今度会おうねと、良い雰囲気で終わることができました。
参加した児童から以下の感想が寄せられました。
「自分がいままでわからなかったことをたくさん分かりやすく説明をしてくれたので、たくさんのことが頭に入りました。一番心に残っているのは、『外国人だからアパートは貸せない』というお話です。大家さんは『外国人はマナーを守らないと聞いた』と言っていて、私は外国人だからと言ってみんながマナーを守らないわけじゃないし、かってに決めつけるのは良くないと思ったからです。これからも、外国のことを色々知って、外国人でも気軽にすごせる日本を作りたいです。」
「今日、実際に大学生とお話して、各グループで話し合った時のことが一番心に残りました。まんがを私たちのために分かりやすく作ってくれて嬉しかったです。同じグループの人と話し合って、自分だったらどうか、もしまわりの人がそうだったら・・・って考えると、同じ地球人でも難しいと考えさせられました。今日のお話は始まる前まできんちょうしていたけれど、気軽に話しかけてくれて、またやりたい!会いたい!と思いました。教えてくれたことを友達や家族に伝えたいです。」
「今日は外国と日本の文化のちがうことでなにがおこるか学習しました。そしたらいろいろ外国人がこまることや、日本人がどんなことをしてるか分かりました。日本人がこんなことしないと思っていたけど、やっていてびっくりしました。あらためて、外国人ではなく地球人ととらえたほうが良いと思いました。大学生の人たちが気軽に話してくれてすごく話しやすかったし、楽しく学べました。」
「出身地によって日本での住み方にちがいがでるのはおかしいと思いました。日本人にしかできないこともあるけど、外国人にしかできないこともあるから、いいところを共有しあって、よりみんなが住みやすく平等な世界にしたいと思いました。」
小学生からこのような感想をもらうことができて、ワークショップを開催することができてよかったなと、ゼミ生全員が手応えを感じました。このワークショップを3ヶ月ほど準備してきたのですが、うまくいかないことも多くあり、途中で企画を一から考え直すこともありました。それでも山脇教授や明治大学院生の川平英里さんからアドバイスをいただき、相沢小学校6年生担任の先生方や山脇ゼミ4年生のご協力があって、無事にワークショップを開けたことに感謝したいです。
山脇ゼミ3年生は、今月、新渡戸文化小学校での対面ワークショップや全国の小学生を対象にしたオンラインワークショップも実施しました。これから相沢小での第2回ワークショップの準備を始めますが、今後も少しでも小学生の学習をサポートし、多文化共生社会を広げられたら良いなと思います。
山脇ゼミと相沢小学校の交流は昨年度に始まりました。2020年11月に山脇ゼミは同校6年生を対象としたオンラインワークショップを実施しました。翌月には、ワークショップ担当ゼミ生が同校で開かれた児童の発表会に参加し、対面での交流を実現しました。そして、今年度、単発のワークショップではなく、複数回実施することで、小学生により深く多文化共生について考えてもらう計画を立て、今年度一回目のワークショップを実施しました。
今回のワークショップは2つの目的と1つの願いを設定しました。1つ目の目的は今後のワークショップでも活発な話し合いができるように小学生と仲良くなることでした。対面でワークショップを行えなかったため、ゼミ生はZoomの機能を使い、アイスブレイクを長く取ることで小学生と仲良くなれるよう心がけました。2つ目の目的は、第2、3回目のワークショップをより発展的なものにするために、今の小学生が多文化共生に対して持つ関心や疑問を探ることでした。今回扱った星野ルネさんの漫画は小学生にもわかりやすく日本に暮らす外国人が困っていることが多角的に描かれており、参加した児童の様々な関心を集めることができました。そして、このワークショップを通して、日本の現状を知り、多文化共生に関心を持ってほしいとの願いを込めて開催しました。
相沢小学校では児童1人1人にiPadが支給されていたため、今回は2人で1台のiPadを使ってZoomに参加してもらいました。より話し合いを活発にするために。参加者を6つのグループにわけてゼミ生2人、小学生4~6人のグループを作りました。ワークショップは4部構成で行いました。①はじめの挨拶、②星野ルネさんの「外国人の人権コミックエッセイ」を使った話し合い、③ゼミの方から事前に渡してあったワークシートを使って感想共有、④まとめ、以上の4部構成です。
第3部のワークシートでも星野ルネさんがTwitterで掲載している1ページ完結型の漫画を5つ載せ、その中から一つ選んで印象に残った点を事前に書いてきてもらいました。その漫画には外見で人を判断しないことや資源の大切さが描かれており、小学生から「みんな地球人という考え方が好きになった」や「普段の水場遊びでも水を大切に扱おうと思った」などの感想が寄せられました。ワークショップが始まった直後はお互いに緊張が見られましたが、次第に緊張も溶け、最後にはまた今度会おうねと、良い雰囲気で終わることができました。
参加した児童から以下の感想が寄せられました。
「自分がいままでわからなかったことをたくさん分かりやすく説明をしてくれたので、たくさんのことが頭に入りました。一番心に残っているのは、『外国人だからアパートは貸せない』というお話です。大家さんは『外国人はマナーを守らないと聞いた』と言っていて、私は外国人だからと言ってみんながマナーを守らないわけじゃないし、かってに決めつけるのは良くないと思ったからです。これからも、外国のことを色々知って、外国人でも気軽にすごせる日本を作りたいです。」
「今日、実際に大学生とお話して、各グループで話し合った時のことが一番心に残りました。まんがを私たちのために分かりやすく作ってくれて嬉しかったです。同じグループの人と話し合って、自分だったらどうか、もしまわりの人がそうだったら・・・って考えると、同じ地球人でも難しいと考えさせられました。今日のお話は始まる前まできんちょうしていたけれど、気軽に話しかけてくれて、またやりたい!会いたい!と思いました。教えてくれたことを友達や家族に伝えたいです。」
「今日は外国と日本の文化のちがうことでなにがおこるか学習しました。そしたらいろいろ外国人がこまることや、日本人がどんなことをしてるか分かりました。日本人がこんなことしないと思っていたけど、やっていてびっくりしました。あらためて、外国人ではなく地球人ととらえたほうが良いと思いました。大学生の人たちが気軽に話してくれてすごく話しやすかったし、楽しく学べました。」
「出身地によって日本での住み方にちがいがでるのはおかしいと思いました。日本人にしかできないこともあるけど、外国人にしかできないこともあるから、いいところを共有しあって、よりみんなが住みやすく平等な世界にしたいと思いました。」
小学生からこのような感想をもらうことができて、ワークショップを開催することができてよかったなと、ゼミ生全員が手応えを感じました。このワークショップを3ヶ月ほど準備してきたのですが、うまくいかないことも多くあり、途中で企画を一から考え直すこともありました。それでも山脇教授や明治大学院生の川平英里さんからアドバイスをいただき、相沢小学校6年生担任の先生方や山脇ゼミ4年生のご協力があって、無事にワークショップを開けたことに感謝したいです。
山脇ゼミ3年生は、今月、新渡戸文化小学校での対面ワークショップや全国の小学生を対象にしたオンラインワークショップも実施しました。これから相沢小での第2回ワークショップの準備を始めますが、今後も少しでも小学生の学習をサポートし、多文化共生社会を広げられたら良いなと思います。
(国際日本学部3年 鈴木尊晴)