卒業生の声
社会連携科目D「MUSIC WAY PROJECT エンタテインメント実践講座」における音楽視聴に関する学生調査の実施について
2026年01月20日
明治大学 国際日本学部
社会連携科目D「MUSIC WAY PROJECT エンタテインメント実践講座」は、エンタテインメント業界の第一線で活躍する多彩なゲスト講師を迎え、現在進行形の事象を体感しながら、学びを実践へとつなげることを目的とした科目です。「MUSIC WAY PROJECT」は、CEIPAおよびTOYOTA GROUPが展開する教育・人材支援プログラムの一環として実施されています。
授業の一環として、受講生262名を対象に、音楽視聴に関するアンケート調査「MUSIC WAY 20」を実施しました。「20」とは、回答した学生の平均年齢(約20.3歳)に由来します。
この調査は、学生自身が関心に基づいて問いを立て、調査設計から分析までを主体的に行った点に特徴があります。調査報告書と、調査を主導した学生リーダーの声を紹介します。
■リーダーを務めた学生の感想
<国際⽇本学部3年 シン ヒョビン>
⾳楽やドラマ、ライブなど、私たちは多様な形でエンタテインメントを楽しんでいます。⼈それぞれ楽しみ⽅は異なるため、それを知り、理解することがこれからのエンタテインメントを考える上で重要な第⼀歩になると考えています。
私⾃⾝も⾳楽をはじめとする様々なジャンルを愛しており、特にJ-PopとK-Popのアイドルが愛される理由を明らかにするとともに、J-Popアイドルが世界でより多くの⽀持を得るために必要な要素を探求したいと考え、今回のプロジェクトに参加しました。私を含めた8⼈のメンバーがそれぞれの視点でエンタテインメントを⾒つめたことで、より多⾓的かつ具体的な問いを⽴てることができました。
何より、お忙しい中、アンケートにご協⼒いただいた262名の皆様に⼼より感謝申し上げます。メンバー全員の熱意ゆえに質問数が多くなってしまいましたが、皆様からいただいた丁寧な回答のひとつひとつは⾮常に分析しがいがありました。私が担当したパートでは、 予想していた結果はもちろん、予想外の興味深い回答も多く、⽬標としていた深い分析と考察を行なうことができました。また、他のメンバーの考察と⾃分のパートを繋ぎ合わせて考える過程で、新たな発⾒を得ることもできました。
プロジェクトのリーダーとして参加する中で、⾃分の未熟さを痛感することもありましたが、共にリーダーとして⽀えてくれた廣⽊さん、そして細やかなご指導と激励で導いてくださった原⽥先⽣がいたからこそ、最後までやり遂げることができました。お2⼈には深く感謝しております。また、多忙なスケジュールの中で調査から発表の準備まで情熱を持って取り組んでくれたメンバーたちにも、⼼から感謝の気持ちを伝えたいです。
プロジェクトを無事に終え、このように意味のある成果として形に残せたことを⼼から嬉しく思います。変化し続けるエンタテインメントの中で、これからも様々な考えや疑問が⽣まれることでしょう。⾃分の中にある問いに対して⾃ら答えを探し続ける過程を⼤切にしたいと考えています。私⾃⾝も今回のリサーチを踏まえ、より多くの⼈々に楽しさと感動を届けられるエンタテインメントの未来を考え、創り続けていきたいと、思いを新たにしました。改めて、関わってくださったすべての⽅々と、原⽥先⽣に感謝申し上げます。
<国際日本学部 2年 廣木美乃>
本リサーチでは、音楽視聴に関する実態や意識を多角的に捉えることを目的に、社会連携科目Dを受講する262名の学生を対象としてアンケート調査を行いました。音楽は身近でありながら、その聴き方や応援の仕方、価値の見出し方は人によって大きく異なります。本調査は、そうした違いを可視化する試みでもありました。調査項目には、好きなアーティスト、視聴・受容の方法に加え、推し活投資やライブビジネス、ボーカロイド・歌い手、日韓アイドル比較など、調査メンバーの興味関心に沿いながら、現在の音楽シーンを反映した幅広い項目を扱うことができました。
私はリーダーの一人として調査全体に関わるとともに、「世界志向のアーティスト」というテーマに特に関心を持って取り組みました。本調査では、日本の音楽家が国内外で活躍するために必要な要素や課題を明らかにし、学生が思い描く世界へ羽ばたくアーティスト像を探ることを目的としました。アンケート結果からは、多言語活用だけでなく、日本らしさや独自性、SNSを活用した発信力、明確なターゲット設定など、現実的かつ多様な視点が示されました。
特に印象的だったのは、世界を目指すことが必ずしも「海外に合わせる」ことではなく、自国の文化や個性を強みとして発信する姿勢が重要視されていた点です。学生の回答を通して、音楽のグローバル化に対する意識の変化や、新しい時代のアーティスト像を知ることができ、非常に興味深い経験となりました。
262名分の回答を分析する作業は容易ではありませんでしたが、もう一人のリーダーのヒョビンさんやメンバーと協力することで、調査の意義やグループで取り組むことの重要性を改めて実感しました。
また、本リサーチを進めるにあたり、原田悦志先生には企画段階から調査・分析に至るまで丁寧なご指導をいただきました。ここに感謝の意を表します。本リサーチが、音楽との関わり方を考える一助となれば幸いです。
■担当教員コメント(原田悦志 兼任講師)
本調査は、授業の一環として、学生有志自身が問いを立て、調査を設計し、分析までを行ったものです。調査員を務めた多くの学生にとって、こうした一連のプロセスは初めての経験でしたが、「教室の中にある音楽と日常との関係」を、自らの手で捉え直す機会となりました。
教員である私は、調査設計や表現面において最低限の助言や修正を行うにとどめ、基本的には Student-led(学生主導)の形で進めました。調査報告においても、その点をご理解いただいたうえで、学生たちの知的好奇心と試行錯誤の過程、そして主体的な取り組みをご覧いただければ幸いです。
※2024年度までは「クリエータービジネス論」で実施していました。
※2024年度までは「クリエータービジネス論」で実施していました。









