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国際日本学部

山脇ゼミが杉並区立新泉和泉小学校でやさしい日本語ワークショップを開催しました

2022年11月14日
明治大学 国際日本学部

山脇ゼミ3年と4年の11人は、2022年9月26日に杉並区立新泉和泉小学校5年生の4クラスを対象にやさしい日本語ワークショップを対面で開催しました。

ワークショップの目的は、多文化共生についての理解を深め、やさしい日本語について関心を持ち、実践できるようになってもらうことでした。また、やさしい日本語がどのような状況で使われているのか、どのように使えばよいのかを小学生と大学生が一緒に考え、活発な意見交換を繰り広げました。最後にはやさしい日本語をテーマにしたラップ「やさしい せかい」を一緒に歌いました。

今回は、8グループに分かれて、小学生4人とゼミ生1人でグループワークを行い、自分達で考えたやさしい日本語での言い換えを発表してもらう時間を持ちました。小学生とゼミ生が話し合いながら、15分という短い時間でしたが、私たちの想像より多様で、様々な答えを聞くことができました。ラップを歌う時は、小学生たちが頑張って歌ってくれて、楽しくみんなで歌うことができました。

「私たちが普通に使う日本語でも、誰かには難しいことを知りました」、「やさしい日本語を使うようにします」、「楽しかったです」などといった感想をもらい、私たちが言いたかったことが伝わり、非常にやりがいを感じることができました。

午前から午後にかけての授業だったので、お昼にはおいしい給食も子どもたちと一緒にいただき、よい思い出となりました。

以下はワークショップを担当したゼミ生の感想です。
小学生ワークショップを行うのは初めてで、緊張もしていましたが、小学生のパワーを感じ、緊張も徐々にほぐれて、リラックスできました。また、こんな考え方もあったのか!と小学生の発想に気付かされることもありました。休み時間に折り紙や似顔絵をプレゼントしてくれたのも、とても嬉しく、また行きたいと思いました。(3年 大野晏実)

私自身ワークショップを企画運営することは初めてでしたが、やさしい日本語についてうまく伝えられるように意識しながら臨むことができました。小学生との交流と意見交換では、豊富で新しい発想に驚かされたとともに、多様な視点や価値観があることに気付かされました。難しい表現の文章をやさしい日本語を使ってわかりやすく書き換えるワークを通して、多種多様なことばを用いて日本語を言い換えたり表現を簡単にしたりすることができると改めてわかりました。今回のようなワークショップを通してやさしい日本語への理解が広まり、皆が理解しやすい日本語で言葉を伝えられる人が少しでも増えたら嬉しいです。(3年 森田美玖)

今回私は、スライドの作成や当日のタイムキーパー等を担当しました。小学生を対象とするワークショップは初めての経験であったため、はじめは緊張しながらの進行になりましたが、徐々に子どもたちとも仲良くなり、一緒に楽しみながらワークを進めることができるようになりました。子どもたちが様々なアイデアを出し合いながらワークに取り組み、最後には手拍子をしながら「やさしい日本語ラップ」を一緒に歌ってくれ、やさしい日本語や多文化共生の考え方を身近に感じてもらえる良い機会になったと感じました。今回のワークショップが、「歩み寄り」のマインドを持ち、やさしい日本語を使ってみようと思うきっかけになったら嬉しいです。(3年 竹内健人)

今回のワークショップは、他のワークショップと違って、自分が最初から企画した初めてのワークショップでした。その分、楽しみにしていましたし、心配もありました。小学生なので、ワークショップの内容を理解できるかなという最初の心配とは違って、私たちが思っていなかった意見を聞くことができ、ゼミ以外の人からやさしい日本語についての考えを聞くことができるいい機会となりました。反省点としては、学生とのやり取りが足りなかった点、雰囲気をもっと盛り上げていけなかった点がありました。この点に踏まえて、12月に実施する同校の3、4年生のワークショップをもっといいものにしていけばと思います。(3年 クォン・アヒョン)