商学部の現場
商学部では、海外に目を向け、広い視野で日本を見ることができる人材育成を目指しています。2015年10月20日に和泉キャンパスにて開催した第12回国際交流フォーラムでは、【留学って本当に必要?!~留学体験者に聞く~】とテーマを設定し、留学前と後の気持ち・行動の変化や、就職活動を終えて感じたことなどについて、長期留学体験者に語っていただきました。また、短期留学プログラムに参加した学生による帰朝報告も行われ、留学に興味を持つ学生へ熱いメッセージをいただきました。
日時
2015年10月20日(火) 13:00~15:50
場所
和泉キャンパス図書館ホール
プログラム
第一部 商学部主催 短期・長期留学プログラムの報告会
学生による帰朝報告(プレMBA) ナイアガラの滝の前で集合写真! レンヌの風景
■プレMBAプログラム(カナダ・ヨーク大学)
8月に実施されたプレMBAプログラムには13名の学生が参加しました。MBAで行われるようなケーススタディやディスカッション、電話対応や交渉などのロールプレイ、新製品のプレゼンテーション等を通じて、ビジネスに関連した英語表現や論理的思考、リーダーシップやチームワークを学べる充実したプログラムでした。課外活動ではナイアガラの滝やトロントアイランドといった観光地を訪問し、クラブ活動や学生交流を通じて様々な価値観の違いを実感。また、トロントは白人・黒人・ラテン系・アラブ系・アジア系など様々な人種が行き交い、フレンドリーな人が多く安全な街だったそうです。英語力を高めたい方やMBAを目指す方はもちろん、留学に少しでも興味がある方は是非挑戦してみてください!
■長期協定校留学(フランス・レンヌ商科大学)
ブルターニュ地方の中心街であり、フランスの首都パリまで2時間、モンサンミッシェルまで1時間30分のところに位置するレンヌは、人口の約3分の1が学生という、学生の街です。治安も良く、とても穏やかな都市です。
2014年の9月から2015年5月まで、フランスのレンヌ商科大学に長期留学をした大橋映美さん(商学部3年生)に準備~現地でのことについて報告をしてもらいました。準備の段階ではVISAを取得するのにかなり苦労をされたとのことです。また、語学留学ではなく、周りの学生のレベルも高く、多国籍の学生が在籍している中での留学生活はやはり大変だったが、その分だけ達成感もすごく大きかったと、現地での生活を振り返っていました。最後に、これから留学へ行こうと考えている学生に対して応援のメッセージをいただき、報告は終了となりました。
第2部 留学体験談(留学経験者からのアドバイス)
国際交流フォーラムにて説明の様子@和泉図書館ホール 留学先のパーティーにて集合写真 留学先(ブレーメン)の風景 キャンパス(レンヌの校舎)の風景
1人目に、イギリスのカーディフ大学へ長期留学に行った唐戸さんにお話しいただきました。カーディフという都市、現地での大学生活、滞在中に訪れたヨーロッパ旅行などについて、写真を織り交ぜながら説明があり、その後、留学前と後の変化について話してくれました。
「留学に行く前は、人からどう思われているかなど、他人の評価・視線を気にして行動していた。言葉がなかなか通じない中でコミュニケーションをすることで、たくさんの恥ずかしい思いをした。そのような経験を通して、 人から変と思われる事に対する免疫ができ、何事も積極的に行動できるようになった。」とのこと。また、「学術的な面であれば日本にいても外部のインターン等に参加すれば成長できるが、精神的な部分の成長はやはり言語も文化も異なる海外でしか経験できないものだと思う。」とも話していました。最後に、留学に行く人はみんな意識が高い学生ばかりと思っている人もいると思うが、実際にはそんなことはない、少しでも留学について興味があるのあら、無理と決めつけず挑戦してみてほしいとのアドバイスをいただきました。
◆ブレーメン経済工科大学(商学部4年:佐野雅弘)
次に、ドイツにある商学部の協定校であるブレーメン経済工科大学に留学した佐野さんに話していただきました。
留学に行く目的またそれを達成するための目的をまずは明確化することから準備を始めたそうです。佐野さんは、ただ留学するだけでなく、現地でインターンシップをすること、また音楽の本場でオーケストラに参加し演奏をすることの二つの目標を立てました。どちらも大変でスムーズにはいかなかったが、二つとも達成することができ、充実した留学生活を送ることが出来たとのことです。
帰国後、留学体験を終え、就職活動を終えて現在でも役に立っていると感じたことは、「多様性を受け入れる姿勢・何事にも果敢に挑戦していく姿勢の大切さ」だそうです。留学先での経験を活かして、自分の可能性の枠を広げていってほしいとのことでした。
◆レンヌ商科大学(商学部4年:川本 優)
最後にフランスのレンヌ商科大学へ留学をした川本さんには発表していただきました。
川本さんは留学に行く際、具体的な目的を持っていなかったとの事。明確な目的を考えるよりも、まずは現地に行ってみることが重要と考えたそうです。実際にレンヌへ行ってみると、学生が多く、様々な国籍の学生がいることを感じたそうです。大学での勉強は、最初はわからないことだらけだったが、次第に慣れていったとのこと。
帰国をし、就職活動を始めるにあたり、海外で日本の技術力を広めて、世界の人々に楽しんでもらうことの出来るような仕事をしたいと考えるようになったと話していました。これは留学をすることで新しく発見した自分の考えだったそうです。留学の必要性という点について、留学してみないことにはわからないだろうとのこと。少しの憧れや興味があるのであれば、是非留学に行ってみてほしいと参加者へ熱いメッセージを送っていました。
第三部:留学制度説明・フリートーク
◆事務室からの留学制度の説明
パワーポイントを使用して、明治大学の留学制度について説明をしました。大学間の協定留学、学部間の協定留学、認定留学、休学しての留学など、様々なパターンが考えられます。また、単位認定や奨学金等についても簡単にご紹介しました。
留学に興味のある学生は、気軽に商学部事務室(駿河台)まで質問してください。
【参考:海外留学の手引き】https://www.meiji.ac.jp/cip/usefulinfo/tebiki.html
◆交換留学生自己紹介&フリートーク
秋学期から交換留学生として明治大学で学んでいる学生に自己紹介をしていただきました。また、カーディフ大学から来た学生とブレーメンから来た学生には、それぞれ自分の母校について日本語でPRをしていただきました。 その後、商学部のドイツ語の先生や参加学生,留学体験者同士でフリートークの時間を設けました。留学した先輩の話を熱心に聞いている学生も見受けられました。
終わりに・・・
今回発表されたみなさんは、留学先での異国の人々との交流で世界が広がり、語学力の向上にも繋がって、帰国後は学習意欲がさらに高まったとのことです。充実した留学生活を生き生きとお話しされている姿が印象的でした。みなさんもぜひ留学されて、貴重なご体験をされてみてはいかがでしょうか。
- お問い合わせ先
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明治大学商学部事務室 電話 03-3296-4161