ゲストスピーカーによる特別授業（１１月１７日実施）

１．実施日　　　　
２０２１年１１月１７日（水）１３：３０～１５：１０

２．実施場所
駿河台キャンパス　リバティタワー１１０５教室・Zoom併用

３．科目名
総合学際演習（3年）

４．テーマ
若者と政治・社会運動

５．ゲストスピーカー
富永京子氏（立命館大学准教授）

６．実施内容
　立命館大学准教授で社会運動研究者でもある富永京子先生をお迎えして、「若者文化における政治への関心と冷笑——雑誌『ビックリハウス』を事例として」を基に、若者と政治・社会運動についてお話しいただいた。
　具体的には、1970年代から1980年代にかけての政治に関する変化についてであり、70年代は政治に関する発言が極めて少なく「重さ」や「慎重さ」があった。80年代になると政党や「社会運動ディス」がされるようになり、沈黙を経た「軽薄さ」が現れてきた。つまり、政治的発言に関しては「無関心」から「パロディの対象」へと変わった。このような変化についてわかりやすく講義をしていただいた。
　さらに、富永先生とゼミ生とで、有名人の政治的発言について、および個人の社会運動と政治的発言について・政治についての考え、というテーマを軸に自由にディスカッションを行い、活発な意見交換となった。
　最後に、ゼミ生からの質問である「政治とのかかわり方として重要なこと」について、政治に参加するということを考えすぎずに自分の興味ある部分からかかわっていくのがいいのではないかという貴重なアドバイスをいただいた。

藤田　結子　（科目担当教員）