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ゲストスピーカーによる特別授業(6月17日実施)

実施日: 2016年6月17日(金)9:00~10:30
実施場所: 駿河台キャンパス 1013教室
科目名: 商品学A
テーマ: プラスチックは生活に欠かせない
ゲストスピーカー: 美濃田 武 氏(日本ポリエチレン製品工業連合会 専務理事)

実施内容:
特別授業の目次は以下のとおりである。

1. 身のまわりにあるものからプラスチック製品を探してみよう
2. 暮らしの中のポリエチレン
3. プラスチック入門
4. プラスチックの社会的貢献
5. まとめ

まず、1と2では、われわれの生活のあらゆる場面で、プラスチック製品ならびにポリエチレン製品が使用されていることを確認した。それらの製品なしには、現代の生活が成り立たないことが明らかにされた。
次に、3では、プラスチックの定義と分類について学習した。プラスチック(合成樹脂)という名前は、  ギリシャ語のPlastikos(塑造の)という  言葉から生まれたものであり、大別すると「熱可塑性樹脂」 と 「熱硬化性樹脂」に分類されることを学んだ。また、非常に多く石油を使用して作られていると誤解されているプラスチックであるが、実際は、原油の3%にすぎないことが明らかにされた。
そして、4では、包装資材としてのプラスチックおよびポリエチレン製品を検討し、物流コスト・食品の長期保存など非常に多くの社会貢献をしていることを確認した。
最後に、まとめでは、新しい問題である海洋汚染となっているマイクロ・プラスチックなどの環境問題についても言及された。特に、アジアの海で問題が深刻であること、そしてその対応は、1国ではできないことが主張された。
授業後、15分程度で、質疑を行った。学生からは、石油枯渇の問題やごみの分別について質問がなされ、講師により丁寧な回答が提示された。
なお、参加者は約200名であった。

以上。
                                                         髙橋 昭夫(科目担当教員)