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ゲストスピーカーによる特別授業(6月27日実施)

1.実施日    
2019年6月27日(木)13:30~15:10

2.実施場所
駿河台キャンパス リバティタワー 1083教室

3.科目名
経営分析論A

4.テーマ 
セブン-イレブンの研究

5.ゲストスピーカー
北 健一 氏(ジャーナリスト)

6.実施内容
 次の順序で進行した。
1.担当教員より、ゲストスピーカーをはじめとする講師の紹介と授業の意図についての説明をおこなった。意図はフランチャイズ・システムの課題を考えることによって、会計数値に示されている事実の意味、範囲について、認識しようとする視点を獲得してもらうことである。なおゲストスピーカー北健一氏のほか、土屋直樹氏(武蔵大学教授)、三井義文氏(元コンビニ店長)の参加をえた。
2.前回までの授業内容を基礎として、受講学生が、コンビニ3社の会計数値にもとづく比較をパワーポイントにて、プレゼンをおこなった。
3.北氏は、24時間営業問題に経済産業省が関心を寄せていること、セブン&アイHDの株主総会の様子を紹介し、フランチャイズ契約のあり方が社会的に注目されており、セブン-イレブンの良好な業績が、「踊り場」にあることを指摘した。
4.土屋教授から、経産省がおこなった「コンビニ調査2018結果概要」に沿って、現状と課題が紹介された。
5.これらの提起や報告、紹介を受けて、3名が、学生からの質問に答えた。
6.中心となったテーマは、24時間営業、ドミナント戦略、廃棄に関するロイヤリティの扱いであったが、学生からは、「あまりに理不尽な状態なのに、どうして店長をやめないのか」という質問があり、「資金、時間、家族の暮らしなど、全てを投入しているので、やめることはできない」という答えがあった。
 時間的に、すべてに回答することはできなかったので、次週に持ち越すことと、コンビニに特有の仕入れのあり方、特有のコンビニ会計といった技術的な問題を引き続き、取り上げていくことになった。

野中 郁江 (科目担当教員)