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ゲストスピーカーによる特別授業(12月4日実施)

1.実施日    
2020年12月4日(金)10:50~12:30

2.実施場所
オンライン講義

3.科目名
保険学B

4.テーマ
新しい保険業態少額短期保険の発展

5.ゲストスピーカー
 小泉 武彦 氏 (一般社団法人 日本少額短期保険協会・専務理事)

6.実施内容
  一般社団法人 日本少額短期保険協会 専務理事の小泉武彦氏をゲストスピーカーにお迎えし、「新しい保険業態少額短期保険の発展」とのテーマでご講演いただいた。
 少額短期保険はミニ保険と呼ばれることが多いが、2006年の制度成立以降、その参入しやすさから事業規模の伸長が続いている。特長のある商品、経営上の創意工夫、 インシュアテック(InsurTech)を効果的に活用し、一般の保険会社とは異なるビジネスモデルが存在している。
当日の授業では「第1章少額短期保険とは?」、「第2章少額短期保険が成長したその理由」、「第3章少額短期保険を巡る新潮流」、「第4章 少額短期保険の課題」の構成で、少額短期保険設立の経緯から、世界的な潮流まで、詳細な資料をもとに概説し、さらに、協会孤独死対策委員会がまとめた「孤独死現状レポート」をもとに、孤独死の現状についてもご紹介いただいた。
以上、小泉氏が少額短期保険制度について概説した後、少額短期保険会社の経営者である、ぜんち共済株式会社 代表取締役社長 榎本重秋氏をお迎えした。「社会課題を「保険の力」で解決する!!~『ぜんち共済』の挑戦~」とのタイトルで、日本初の知的・発達障がい者専用保険を提供する同社の設立経緯から、業界最大手の損害保険会社と提携するに至るまでの経緯をご説明いただいた。榎本氏は本学商学部OBであり、今回の講義は保険に関する情報提供であると同時に、ロールモデルとも言える先輩の活躍を直接紹介する機会ともなった。
これまで小泉氏には何度か特別講義をお願いしてきたが、今回は初のオンライン開催となった。学生に「直接」語りかけられないことへの懸念があったが、授業後に学生たちから提出されたレポートを見ると、「小さいながらも勢いと進化の面白い業界」という認識は十分に伝わったようである。
                                                                                                                                                                                       
 中林 真理子 (科目担当教員)