1.実施日    
   2022年6月3日(金)17:10~18:50
   
   
2.実施場所
   和泉キャンパス 和泉図書館ホール
   
   
3.科目名
   商学専門演習
   
   
4.テーマ
   ANAグループにおけるESG経営
   
   
5.ゲストスピーカー
   宮田千夏子 氏(ANAホールディングス株式会社 上席執行役員・グループCSO (Chief Sustainability Officer) 、サステナビリティ推進部長)
   
   
6.実施内容
   企業の社会的責任(CSR:corporate social responsibility)の推進、ならびに、環境、ビジネスと人権等のテーマをご専門・ご担当している宮田様から、ANAグループのESG経営、すなわち環境(E: Environment)、社会(S: Social)、ガバナンス(G: Governance)経営の事例について、丁寧に講義いただいた。
   
  
 宮田様には、企業がESGに配慮しながら活動を進めれば、結果として「持続可能な開発目標」(SDGs:Sustainable Development Goals)の目標達成に貢献できるという視点から、以下の点について解説いただいた。
   
  
  1. 企業を取り巻く環境、ESG経営の推進
  
  2. ANAグループのESG経営
  
  3. ESGにかかわる中長期目標(2050年カーボンニュートラル実現に向けた道筋)
  
  4. 環境にかかわる取組~SAFの活用~
  
  5. ビジネスと人権にかかわる取組
   
  
 講義では、特にカーボンニュートラル実現に不可欠なSAFの安定調達に向けて、様々なステークホルダーとともに取り組みを推進している点などを、詳しく紹介いただいた。
   
  
 その後、30分ほど活発な質疑応答が行われた。たとえば、昨今のコロナ禍やウクライナ情勢といった大きな環境変化が、ANAグループのESG経営の推進にどのような影響を及ぼしているのかなど、受講生からの質問の範囲は多岐に渡るものであったが、宮田様からは一つ一つ丁寧に回答していただいた。
    
  
 講義により、受講生は「なぜ企業はESG経営を推進する必要があるのか」についての考え方やその背景にある世界的潮流や趨勢(グローバル・スタンダード)を理解することができたと思われる。
   
  
   所 康弘(科目担当教員)
  
 
   
   
   
  
    【写真】講義後の記念撮影(※ 写真撮影時のみ一時的にマスクを外しています)
   
  二列目中央:宮田様(ゲストスピーカー)