町田ゼミの「たまごプロジェクト2022」
2022年12月06日
明治大学 商学部事務室
作品を開封してゼミ生全員が評価している最中
島原君の作品
得点集計の様子
プロジェクト終了後の集合写真
今年が4回目となる「たまごプロジェクト2022」とは、生たまご10個を個人の自由な発想のもとで梱包し、相手のゼミ生に送り、先方に作品の完成度を評価してもらうプロジェクトです。ゼミ生1人1人に環境に優しく、かつオリジナルな梱包方法を考えた上で作業し、指定した相手大学のゼミに作品を送り、到着後のたまごの状態や包装のユニークさを競うものである。無論、万が一配送中に破損しても配送業者に迷惑がかからないよう各自工夫して包装しました。
また、評価方法として、事前に合意した「重さ」「サイズ」「外観の完成度」「梱包のユニークさ」「有効かつユニークな梱包素材」「環境への配慮」「材料の入手のしやすさ」「梱包の簡単さ/外す際の手間」「破損状況」「たまごの取り出した状態」の10基準に基づき評価しました。
とりわけ出来上がった作品のユニークさだけではなく、環境への配慮や包装材料の入手のしやすさ、そして外す際の手間など様々な観点を考慮して梱包しなければならず、自由な発想が鍛えられました。
私達の作品は京都橘大学に送りました。100点満点でゼミ1位が84.7点、平均点77.3点と非常に高い点数を得ることができました。たまごが割れた作品が少なく、様々な材料に工夫をしたことで高く評価されたようです。同じく、受ける側の我々も他大学の作品の中から多くの優れた発想に大いに感心しました。例として、マスクやおがくず、使い古した靴下、シュレッダーで裁断された紙など、様々な身近な包装材や緩衝材として使用した作品が多くあり、他大学の皆さんのユニークな発想にゼミ生同士で驚きあいました。
ちなみに、今回町田ゼミで見事に一位に選ばれた島原君の梱包を紹介しますと、工夫した点としては隙間を作らず、開封しやすさにこだわったことなどが挙げられました。具体的に「プチプチでたまごを一つずつ包み、セロハン一枚で封をして梱包・・・その際セロハンテープとプチプチの色が混ざらないようテープ端を折り、折った部分黒く塗ることで梱包を外す際に分かりやすく・・・・」とのことでした。受け取り手と環境の両方に配慮した素晴らしい作品でした。
たまごプロジェクトを通じて、我々は環境に配慮しながら完全な状態でモノを運ぶ難しさを体感するとともに、「配送中の破損を配慮しすぎるあまり過剰梱包になってしまう」というトレードオフの関係を再認識しました。今日ECサイトの過剰梱包問題が注視され、 大きくて頑丈な梱包が破損しづらいのはもちろんだが、今回の結果から「小さく、軽く、かつゴミの少ない梱包でも工夫次第で破損を防ぐことができる。」ということを発見することができました。今回得た柔軟な発想を忘れずにこれからも邁進していきたいです。
今後より効率的にプロジェクトを継続するために、結果を踏まえて反省点の検討をゼミ生で行っていきたいと思います。ご協力いただいた京都橘大学桑ゼミ、目白大学劉ゼミの皆さんに深く感謝します。
(文責 副ゼミ長 野澤 美穂)