商学部の現場
町田ゼミ・菊池ゼミのよる株式会社シーアールイー様物流施設「ロジスクエア」の見学会について
2023年04月17日
明治大学
当日のツアーバス
施設内のカフェテリア
施設の担当者から説明を受けている様子
見学した菊池ゼミと町田ゼミの皆さん
菊池ゼミ(第12期)と 町田ゼミ(主に第9期)は、2023年3月22日に株式会社シーアールイー様のアレンジのもと、ツアーバスによる複数の物流施設であるロジスクエアの見学を行いました。
株式会社シーアールイー様は物流産業に特化した不動産会社であり、3年前から毎年明治大学商学部で寄付講座「アート・オブ物流」を実施しており、今回はその寄付講座の一環として、来年度受講予定の学生たちに事業の一つである物流投資事業の物流施設見学ツアーを行いました。
私たちは計3ヵ所のロジスクエアを訪れ、それぞれの施設に入居されているテナント会社4社の見学をしました。
まずロジスクエア狭山日高に訪れ、そこでそこでテナントの物流事業者を見学しました。ここで何よりも驚いたことは施設内の環境でした。24時間稼働の施設に合わせ、倉庫内に24時間対応のカフェテリアが設置され、会議室も備えているなど、働く従業員に快適な仕事環境を考慮してサービスを提供していると感じました。
次にロジスクエア浦和美園を訪れました。ここでは二社のテナント様の見学をしました。最初に見学させていただいたテナント様のフロアでは、担当者の方にトラックから積み荷を降ろす際に使われている装置の説明から倉庫に貨物を積む際にどのようにされているかまで詳しい説明をしていただきました。
また、お話の中では通路などを除き、空きスペースがあることは倉庫会社にとって損失であることをお聞きして、倉庫は通常の賃貸ビルと同じ、できるだけ満室させることで稼働率を向上することは同じ理屈であることをよく理解しました。
なお、ただ置くだけではなく、どこにどう置くことで出荷し易さや、異なるニーズに合わせて空いてるスペースを埋める工夫を考えなければいけないことが倉庫業務を行う各事業者の独自ノウハウであると感じました。
その後、同じロジスクエアにある別のテナント様を見学しました。医療機関とメーカーの中継ぎとなるような業務をされている会社でることもあり、大変清潔な倉庫でした。また、担当者の方から一部の業務として、病院のバックヤードとして日々使用する医療機材を保管し、倉庫から病院が利用する機器を1日複数回で届く仕組みで運営されていることを聞いて、大変な業務をこなされていると同時に、「物流」を一くくりにされていることでもそれぞれの会社で全く異なるノウハウで顧客を相手に事業を展開していることを深く感じました。
最後にロジスクエア久喜を訪れました。ここではテナント様のベルトコンベアーで壁材や床材などが運ばれている様子や従業員の方が裁断を行っている様子を見学することができました。また、フロアではロール状になっている資材を棚から自動で取り出す機械や裁断をする機械など多くの機械が使われていました。改めて様々な事業者が様々な物流業務を限られたスペースで展開し、異なるニーズに各自のノウハウを用いた対応を行っていることを実感しました。
町田ゼミの9期は2022年7月以来の企業見学となりました。今回の見学は今年度学んできた物流に関して実際の現場の様子を知ることができる貴重な機会でした。また、今回の見学では私たちの生活を支える物流の現場について理解することでき、ここで得た気づきや発見を今後のゼミ活動に生かしていけるようにしたいと思います。
このような機会を設けてくださった株式会社シーアールイー様及びテナントの企業の方々に厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。
(文責 町田ゼミ2年 ゼミ長 高橋昂史)