2023年5月19日(金)、駐日メキシコ大使館からエマニュエル・トリニダー参事官(学術・科学担当)ら関係者2名をゲストとして本学に迎え、学術交流会(対面)を実施した。商学部の所ゼミからは40名の学生が参加し、両国の国際理解促進をテーマに3グループ(計14名)が英語による口頭発表を行った。
第1報告“What is International Understanding from the perspective of Japan-Mexico relationship”(発表学生:近藤朱莉、宮原美果、八木拓磨、荒木陽翔、加藤早希)では両国の国際理解教育の特徴が紹介された。第2報告“How can we make employees Happy at work”(雨宮直人、後藤凪、小嶋彩名、矢田咲子)では両国の労働観やワークライフバランスの比較検討が行われた。第3報告“What is International understanding?:thinking through their cuisine culture”(岡本璃子、齋藤桜花、大河原理史、小笹りの、飯塚健)ではユネスコ無形文化遺産に登録されている和食とメキシコ料理の食文化や食の歴史が取り上げられた。
トリニダー参事官からは人口減少・少子高齢化やAI(人工知能)時代における国際相互理解の必要性に関するコメントや質問が投げかけられた。また、両国の外交関係樹立135周年をテーマにした特別講義も行われた。学生たちからは「インターネットの情報だけでは知り得ない日本とメキシコの深い関係について知ることができた」「これからもメキシコとの個人的な関わりを途切れないようにしたい」との感想が寄せられた。
なお、当日は日本政府の奨学金で来日中のメキシコ人研修生や大学院生ら5名も共に参加し、学内での異文化交流も深められた。