町田一兵ゼミ(第10期)は2023年7月4日、F-LINE株式会社様の川崎物流センターの見学を実施いたしました。以下、今回の見学についてご紹介いたします。
F-LINE株式会社様は、2019年に食品メーカー5社の出資を受けて誕生した物流会社です。人口減少に伴う国内市場の縮小を背景に物流業務の効率化を目指し、納品先ごとに複数社の商品を積み合わせ、まとめて配送する共同配送の取り組みを行い、効率化と環境負荷低減を実現されています。
第10期生(現2年生)は、産学連携の一環としてF-LINE株式会社様との共同プロジェクトを実施しております。今回はF-LINE株式会社様のご厚意のもと、川崎物流センターを見学させていただきました。
初めにご案内されたのは、商品を荷揃えするエリアでした。物流センターというと従業員の方々が多く働いている場所というイメージをもっていましたが、そこには従業員の方々が数人しかいませんでした。川崎物流センターはF-LINE株式会社様の物流センターの中でも「自動化」・「省人化」が進んだセンターであり、ほぼ全ての商品がロボットによってパレットに積み付けされていました。ここでは、より少ない従業員で効率的な運営を行う物流センターを目の当たりにしました。
次に、隣接する自動倉庫を見学させていただきました。この倉庫には入庫してきた商品が自動的に格納され、必要なタイミングに自動的に出庫されるシステムになっています。天井が高くて奥行きも深いので、自動倉庫のスケールに圧倒されました。
最後に、商品の入出庫ステーションに案内していただきました。ここでは従業員がフォークリフトを使って、トラックから商品を積み込んだり積み下ろしたりしていました。F-LINE株式会社様ではEVトラック、リニューアブルディーゼル(廃食油や廃動植物油を原料に製造される燃料)を使用したトラックなどを導入したり、電動フォークリフトを利用するなど様々な環境負荷低減の取り組みが行われていることを間近で見ることができました。
施設の見学を終えた後は、川崎物流センターの吉野センター長から川崎物流センターの概要、役割や機能などについてのご講義を頂きました。また、ゼミ生から川崎物流センターに関することや共同プロジェクトに関することについてたくさんの質問が出たことで長時間にわたり、丁寧にお答えいただきました。
今回
の見学を通じて、物流の現場を間近で見れたことによる新たな発見や物流への理解がより深まったと感じました。今後見学会で得た知識を活かし、F-LINE株式会社様との共同プロジェクトに取り組んでいきたいと思います。
最後に、今回実際の現場を見学させていただく機会を設けてくださったF-LINE株式会社の皆様に厚く御礼申し上げます。
(文責 副ゼミ長 大川芳)