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商学部

株式会社シーアールイー様寄付講座による見学会の実施(町田ゼミ・菊池ゼミ)

2023年08月31日
明治大学 商学部事務室

日野自動車様の古河工場を見学した皆さん日野自動車様の古河工場を見学した皆さん

NEXT Logistics Japan様のダブル連結トラックNEXT Logistics Japan様のダブル連結トラック

NEXT Logistics Japan梅村社長のご説明NEXT Logistics Japan梅村社長のご説明

菊池ゼミと町田ゼミは、202388日に日野自動車株式会社様の古河工場とNEXT Logistics Japan株式会社様の相模原センターの見学を行いました。見学から学んだことについて簡単にですがご紹介します。
 

まず私たちは日野自動車様の古河工場に訪れました。古河工場は日本国内をはじめ約90の国と地域に製品、部品を届ける日野自動車様の『グローバルマザー工場』ということで見学でもその規模の大きさを感じることができました。

工場内は主にトラックが組み立てられる過程を見学しました。その中で印象に残っていることは組み立ての過程で機械の導入はされていましたものの、細かな作業や検査は人の手、目で行われており、働かれている従業員の方々の役割分担による効率の良さとスムーズな動きが印象に残りました。

また、工場ではコンセプトにされている・地球環境にやさしい・働く人にやさしい・地域にやさしい「3つのやさしい」ということをソーラー発電、作業環境、騒音対策等で実際に見て感じることができました。

 次にNEXT Logistics Japan様の相模原センターに訪れました。NEXT Logistics Japan様はCRE様の寄付講座にもご登壇され、2018年にドライバー不足及びトラックの積載率の低下等、課題に直面する物流業界のお客様のニーズに応えるための新しい物流のかたちを提案する新会社として日野自動車株式会社より設立された会社です。

今回はNEXT Logistics Japan様の取り組みであるダブル連結トラックを見学させていただきました。ダブル連結トラックはドライバー1人で2台分の輸送が可能になるものということで全長は想像していたよりも長いものでしたが、運転しやすいように、死角の部分を補完するカメラや後ろの連結されたトラックが前のタイヤと同じ軌道を走るような工夫がされていました。

 また、現状ではトラック輸送の積載率が低く、平均的に約6割が空気を運んでいるという課題を解決するために業種・業態を超えた「コンサイ」を行うことで積載率を上げるという取り組みをされているというお話を梅村社長から聞きしました。普段ゼミ授業でも物流の2024年問題について触れることはありましたが、ご説明より実際に問題の深刻さについてより具体的に理解しました。

かつ解決するためにどうすればいいのかを考えるだけではなく、実際に多くの会社を呼び掛け、トライ&エラーで進めてきたNEXT Logistics Japan様の取り組みには大変感銘し、多いに勉強になりました。

私たち学生も身近に物流が抱える問題についてしっかり学び、そして周りに伝えていくことが必要であると改めて感じました。




 今回の見学を通じて、普段興味関心を持つ物流に関して、実際に現場を見て学びを深める良い経験となりました。学んだことをこの場で終わりにするのではなく、今後のゼミ活動を中心に生かしていきたいと思います。

 このような機会を設けてくださった日野自動車株式会社様、NEXT Logistics Japan株式会社様またご支援いただいた方々に厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

 

                (文責 町田ゼミ3年 ゼミ長 高橋昂史)