縄文時代の研究では資源利用史をキーワードにした研究を推進しています。現在は学内に研究クラスターを設置し,学内外の研究者と共同の研究体制を作り学際的な研究を推進しています。縄文時代には道具の素材や食物加工など,さまざまな資源の利用が開始されており,これらの利用技術は時期や地域で多様なあり方をしています。
現在は土器付着物や古人骨の同位体分析を東京大学総合研究博物館と,漆は理工学部の応用化学研究室と共同で分析を進めています。さらに日本における製塩技術史を解明するために出土遺物の分析とともに製塩実験を行いながらデータを蓄積しています。どの分野も奥深く試行錯誤の連続です。その基点となるのは・・・,もちろん遺跡と遺物です。
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明治大学資源利用史研究クラスター