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文学部の語学教育

朝鮮語

地理的・歴史的、そして文法的にも近しい言語
 朝鮮語(韓国語)は語順が日本語と同じであり、また文法が日本語と非常に似ています。そのため、日本語話者にとって習得が比較的に容易であり、最も学習しやすい言語の1つであると言われます。
 また、朝鮮半島は古代から日本と非常に関係の深い地域であり、人の交流が絶え間なくありました。現代でも日本には朝鮮半島にルーツを持つ人が多く住んでいます。地理的・歴史的にも近しく、私たちの身近でも聞かれる言語を学ぶことは、私たち自身を知る上でも大いに意義があると言えるでしょう。
頭ではなく体で覚えよう!
 言語学習に「王道」はありません。ただ1つ言えることは、言語学習は「頭でするもの」ではなく「体(舌やのど)を使ってするもの」であり、何度も何度も繰り返し練習することこそが上達の秘訣です。発音練習を1回よりは10回、10回よりは100回すれば、その分確実に自分の身につき、自分のものとなります。
 朝鮮語は日本語にない発音も多く、やや難しく感じるかもしれません。したがって、最初に学ぶ文字と発音は反復練習を怠らないでください。しかし、そこをクリアすれば文法は比較的簡単なので、学習がスムーズになるでしょう。
長い伝統のある明治の朝鮮学、朝鮮史研究
 文学部の朝鮮語教育はすでに長い伝統があります。最近の韓国ブームの以前から文学部ではきちんとした朝鮮語教育が行われてきました。朝鮮語を学ぶことで、単に語学が上達したというだけでなく、左記にのべたような様々なことを考えるようになった先輩諸君がすでに育っていきました。また文学部の朝鮮学、特に朝鮮史研究には長い伝統があり、韓国への留学を通して朝鮮学の専門家となって、朝鮮語教育に従事している方もおられます。
 なお、明治大学は韓国の複数の大学と交流協定を結んでおり、すでに多くの学生が交換留学に行き現地で学んできた実績があります。
 ともかく、朝鮮語を取ってみてください。朝鮮語を取って後悔した、という声は今まで出たことはありません。実際に「出来るようになる」外国語をぜひ履修して下さい。