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文学部の語学教育

スペイン語

多文化への扉となるグローバルな言語
 スペイン語というと、日本では何となくなじみの薄い言語、という印象を受けるかもしれませんが、実は、スペインと中南米各国を中心に約4億人もの話者を持ち、国連の公用語にもなっている国際的に重要な言語です。貿易や通商の分野でよく使われているだけでなく、文化的にも様々な影響力を持っています。
 例えば、文学ではドン・キホーテで知られるセルバンテスやノーベル文学賞を受賞したガルシア・マルケス、映画では『オール・アバウト・マイ・マザー』や『ボルベール』などの監督であるアルモドバル、美術ではピカソやダリ、建築ではガウディ…、等々はスペイン語圏の出身であり、スペイン語を知れば、こうした人々の創り出す個性的で魅力的な世界に直接触れることができるようになることでしょう。
発音は近づきやすいけれど、文法はてごわい
 どのような外国語を学ぶにしても、あっという間に身につけることができるような魔法はありません。毎日少しの時間でかまいませんから、スペイン語に触れる機会を作りましょう。幸いスペイン語の発音は日本語話者にとっては近づきやすいので、音声教材をよく聞き、また、真似して言ってみましょう。
 一方、文法はなかなかやっかいで、特に動詞の活用は最初のうちとても大変だと思うかも知れません。しかし、こつこつ積み上げていけば必ず身につけられます。
 それから、自分の興味ある分野について、スペイン語圏のニュースやテレビ番組などを日頃から見るようにしてみましょう。メッシのインタビューがスペイン語で一言でも聞き取れたらきっと励みになりますよ。
四技能をバランスよく!
 1・2年の二年間で基本となる部分を総合的に学びます。1年次は、発音やあいさつからはじめ、文法や聞き取りなどの練習問題を通して、初級文法を終了します。2年次では、1年次の復習をしつつ、読む・聞く・話す・書く、の各技能について、視聴覚教材なども用いながら、より進んだ練習を行います。スペイン語圏の文化にも触れる機会を持ちます。